「万引き家族」日本作品10年ぶりアカデミー賞外国語映画賞候補

スポーツ報知

 米映画芸術科学アカデミーは22日、第91回アカデミー賞の候補を発表し、是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が外国語映画賞にノミネートされた。外国語映画賞で日本作品が候補入りしたのは、2009年に滝田洋二郎監督(63)の「おくりびと」が同賞を受賞して以来、10年ぶりとなる。「万引き家族」はリリー・フランキー(55)や昨年亡くなった樹木希林さんらが出演。公開から8か月目を迎え、興行収入約45億円、動員数370万人を超えるヒットとなっている。

 昨年5月にはカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した。アカデミー賞の前哨戦とも言えるゴールデン・グローブ賞でも外国語映画賞候補に選ばれていたが、受賞は逃した。最大のライバルは、ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞を獲得した「ROMA/ローマ」(アルフォンソ・キュアロン監督)とみられている。

 また、細田守監督(51)の「未来のミライ」が、スタジオジブリ作品以外では初めて長編アニメーション賞候補に選出された。上白石萌歌(18)や黒木華(28)が声優を務めた同作。細田監督は「ただただ驚いています。小さな子どもの日常と成長を淡々と描いたこのかわいらしい作品が、ヒーローを描いた他の作品に交じって選ばれたことに、大きな意味と意義を感じています」とコメントした。

 発表・授賞式は2月24日(日本時間25日)にロサンゼルスで行われる。

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