病床の本田美奈子.さんが福山雅治からの“歌詞のない楽曲”に感激していた「耳に残るし、素敵ね」

スポーツ報知
坂上忍

 24日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)で、2005年11月に38歳の若さで亡くなった80年代アイドル・本田美奈子.さんの約300日にわたる闘病生活が特集された。

 本田さんは2005年1月に「急性骨髄性白血病」と診断され、無菌室での生活を余儀なくされた。記念すべきデビュー20周年を病室で迎えた本田さんを励まそうと、福山雅治(49)ら関係者が応援のビデオレターを企画。そこには歌詞のない楽曲を歌い上げる福山の姿があった。歌詞のない楽曲には「早く回復して美奈子.さんに歌詞を付けて歌って欲しい」というアーティストたちのメッセージが込められていた。

 この企画は、本田さんの楽曲プロデューサー・井上鑑氏(65)が、福山らに話を持ちかけると全員が賛同したという。本田さんが所属していた事務所の高杉敬二社長(72)はその当時の様子を「美奈子.が福山君のファンだったこともあって、嗚咽(おえつ)したというか泣いちゃった」と振り返った。さらに「福山君がデモテープに出た時に『まさか』と思うでしょ。『えー!』って言って泣いちゃった。『素敵(すてき)ね』っていうことを言っていました。『耳に残るし、素敵ね』って」と語った。

 この曲には、本田さんが亡くなって1年後に歌詞が付けられた。福山らが、本田さんが闘病中に記していたメモを元に魂のメッセージを込め、「wish(ウィッシュ)」として世に送り出した。

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