地元市で「藤井聡太七段を応援する会」 瀬戸焼きそば100食分贈呈に「すぐに食べきるのは難しい…」

スポーツ報知
地元名物・瀬戸焼きそば100食分の目録を受け取る藤井聡太七段(右)

 将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(16)の活躍を祝う「藤井聡太七段を応援する会」が26日、地元の愛知県瀬戸市の「パルティせと」で約300人を集めて盛大に開催された。

 昨年8月に発足した「瀬戸将棋文化振興協会」が主催した初のイベント。同会は日本将棋連盟の支部会としては最多の445人が会員登録しており、埼玉や大分など他県民の会員も30人いるという。

 昨年、朝日杯、新人王戦で優勝した藤井は「こうして結果が出せたのも、皆さんの応援のおかげ。2019年はもう一歩成長して、さらに楽しんでいただける将棋を指せるよう頑張りたい」と地元ファンらに感謝。会場には、藤井が5歳の頃から通っていた地元の将棋教室「ふみもと子供将棋教室」の文本力雄さん(64)も駆けつけ「感無量です」と感激していた。

 師匠の杉本昌隆七段(50)も出席した。藤井ファンの会員に向け「女性の比率が高く、お子さんもたくさんいらっしゃって、うれしく思います。地元の方々の温かさを感じます。勝負は孤独。応援していただいている方々の存在が心強く、それが今の勝率につながっているのでは」とスピーチ。今年度の藤井は現在、勝率8割5分7厘。1967年度に中原誠十六世名人(71)が達成した歴代最高勝率8割5分4厘の更新を視野に入れている。

 一方で杉本は「最近の活躍を見ると、皆さん、応援のしすぎでは? 応援しなくても彼は強いですから」とジョーク。現在、順位戦C級1組で師弟のみ8戦全勝。2月5日の対局でともに勝てば、師弟同時昇級となるだけに「もう一人の棋士(自分)も応援して」と話し、笑いを誘った。

 式典では、昨年末に藤井が最年少で達成した公式戦100勝にちなみ、瀬戸焼きそばの100食分の目録が贈呈された。具が豚肉とキャベツのみでしょうゆ味の地元グルメ。麺好きで知られる藤井だが「家で食べることもあります。ユニークでおいしい。100食はなかなかすぐに食べきるのは難しいですが…」と苦笑していた。

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