岡山県知事、西日本豪雨で復興支援受けた嵐に「恩返ししたい」被災地コンサートも要望

スポーツ報知
岡山県のPRイベントに出席した伊原木隆太知事とブルゾンちえみ

 岡山県の伊原木(いばらぎ)隆太知事が30日、都内の「とっとり・おかやま新橋館」で行われた「ハレウッドムービー ワールドプレミア2019」に出席。昨年7月の西日本豪雨によって同県などが大きな被害を受けた際、復興支援に尽力した人気グループ「嵐」に、「恩返しをしたい」と思いを語った。

 大雨特別警報が出された西日本豪雨は、岡山、広島、愛媛の3県を中心に220人以上の死者が出るなど甚大な被害をもたらした。被災直後の昨年7月23日、メンバーの二宮和也(35)が岡山県庁を訪れ、西日本豪雨の復興支援のため、義援金5000万円の目録を伊原木知事に手渡した。さらに避難所になっている岡山県倉敷市真備町地区の小学校も訪問し、子供たちのサインに応じ、励ました。一方、松本潤(35)は広島、愛媛両県に義援金を送り、避難所を訪問した。

 伊原木知事はこの日、「びっくりしたのが、(二宮は)お若い方で、ものすごい人気者だというのは分かっていたんですけど、雰囲気、目つき、言葉使いから『応援したい』という気持ちが伝わってきた」と振り返った。「私自身、勇気づけられた。(被災した)皆さんの表情も我々職員が行った時と全然違う。コンサートのチケットも取れないような人が来て励ましてくれた。お会いした二宮さんは、特別に元気づけることができる方だった」と感謝した。

 当時、知事との会話の中で、二宮は「何かできることがないかと思って飛んで来ました。できれば、これからも気にして関わっていきたい」と話していたという。撮影がないところでも、「『勇気づけたい』という思いが伝わってきた」。

 今月27日、2020年末をもって活動休止を表明した嵐に対して、伊原木知事は「被災3県でコンサートをしていただければ、皆さんが喜ばれるだろうなと思う」と胸中を明かした。さらに岡山県として、「何かご一緒させていただける機会があればうれしい。我々はいかようにでも対応できる。その思いがあることを伝えたい」と話した。

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