東てる美、抗がん剤治療を中断していた
スポーツ報知
女優の東てる美(62)が1日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)に出演。肺腺がんとの闘病生活について告白した。
東は昨年6月、左側の肺にがんがみつかり翌月に緊急手術を受けたが、リンパ節に転移していることが判明。「再発率50%」と宣告され、同年秋から再発防止のための抗がん剤治療を始めた。
治療は1回3週間×4クールが予定され、1回目が終わったときは「元気」だったが、2回目を終えた直後に異変が起きた。セミの鳴き声のような大音量の耳鳴りと、手のしびれ、何を食べても「味がしない」味覚障害に襲われ、眠れない日々が続いたという。
治療は、あと2回。「どうしよう」と悩み、3回目の開始予定を前に、抗がん剤治療の中断を決意した。
一人娘の江梨さん(33)は強く反対し、母を何度も説得したが、東には、子宮がんで亡くなった母・俊恵さんの治療についての後悔があった。俊恵さんも抗がん剤治療に苦しみ、中断を訴えたが、東の反対で治療を続けた。俊恵さんはがん宣告から1年2か月後、77歳でこの世を去った。
「長く生きればいいというものでもない。おいしいものを食べて、やりたいことをやって…という道もあるんじゃないか」。そう話す東に、江梨さんも受け入れたという。