読売テレビ新社屋竣工式 江戸川コナンと少年探偵団も祝福

スポーツ報知
大阪ビジネスパーク南街区に完成した読売テレビ新社屋前の江戸川コナンと少年探偵団の像を囲む関係者

 大阪・読売テレビは4日、大阪ビジネスパーク南街区に建設していた新社屋の竣工式を行った。

 開局60年の同局で3代目となる新社屋は、大阪城の北側、ホテルニューオータニ大阪の西向かいにあり、2016年10月に工事が始まり、先月31日に竹中工務店から引き渡しを受けた。地下1階、地上17階。省エネルギーに配慮した最新の設備を導入し、国土交通省が実施する「サステナブル建築物等先導補助事業(省CO2先導型)」に放送局として初めて採択された。9月1日から新社屋で放送を開始する予定。

 竣工式は吹き抜けの1階エントランスであり、関係者約100人が出席した。伝川幹社長はあいさつで、建設中だった昨年6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨などで被害がなかったことに触れ、「報道機関として、災害情報を正確かつ迅速に伝えるためには、第一に建物が災害に負けないことが重要。信頼される読売テレビの根幹になるものと確信しております」と話した。

 1階はロビーやホールなど、大阪ビジネスパークの活性化に貢献するため、一般に開放された「にぎわいエリア」とし、番組を制作しているスタジオの様子の見学も予定しているという。

 また、新社屋の南東側には、同局制作の人気アニメ「名探偵コナン」(土曜・後6時)の主人公・江戸川コナンと、その仲間の少年探偵団の銅像が設けられ、夜にはライトアップされる。開局前から入ることができるエリアにあり、コナンファンの絶好の記念撮影スポットとして人気を集めそうだ。なお、現社屋前に建っていたコナンの単独の像は、昨夏に「怪盗キッド」に奪われ、消えたままだが、新社屋内に移されたという。

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