花組「CASANOVA」作曲のドーヴ・アチア氏がトップコンビと鳳月杏を「素晴らしい歌唱力」と絶賛

スポーツ報知
宝塚歌劇花組「CASANOVA」に感激した仏作曲家ドーヴ・アチア氏

 フランスの人気作曲家ドーヴ・アチア氏(60)が8日、楽曲を提供した宝塚歌劇花組ミュージカル「CASANOVA」を兵庫・宝塚大劇場で観劇。「まるで子供のような目線で拝見したが、のめり込んで夢中になった。素晴らしさに驚かされた」と絶賛した。

 楽曲を担当した「太陽王」「1789」「アーサー王伝説」は宝塚でも上演されているが、今回は宝塚のために手掛けたオリジナル。18世紀のイタリアが舞台だが、ヒップホップなど現代的な曲も盛り込み「18世紀=クラシックにとどまらせたくなかった。いろんな楽曲を入れることで立体感を出し、コントラストを付けたかった」と説明した。

 歌・芝居・ダンスをすべてこなすタカラジェンヌの実力については、正直に「半信半疑。もしかしたら、歌はそれほどではないかもと思っていた」と明かしつつも「明日海りおさん、仙名彩世さん、鳳月杏さんは特に素晴らしい歌唱力を持っている。役者、ダンサーであるだけでなく、素晴らしい歌手でもある」と高く評価した。

 明日海と仙名のトップコンビについては「魔法のようなカップル。トップは納得。カリスマ性もあり、三拍子そろった万能アーティスト」と褒めたたえ、プレイボーイ・カサノヴァ役の明日海には「女性がほれ込む理由がよく分かった。プレイボーイは男性にも女性にも嫌われるものだが、カサノヴァは気のいいプレーボーイ。ぜひ、友人になりたいですね」と笑わせた。

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