杉良太郎、歌で地方創生 議連とタッグで5月に音楽祭 

スポーツ報知
5月8日に「第1回演歌・歌謡曲の祭典in和歌山~ふるさと創生 プロ・アマ音楽祭~」を開催することを発表した杉良太郎

 歌手で俳優の杉良太郎(74)が、地方から全国に演歌・歌謡曲の素晴らしさを広げるために立ち上がる。「演歌・歌謡曲の力 実行委員会」として、5月8日に「第1回演歌・歌謡曲の祭典in和歌山~ふるさと創生 プロ・アマ音楽祭~」(和歌山・和歌山ビッグホエール)を開催することを8日、発表した。

 日本の風土や文化、日本人の心情が情感を込めて歌われ、大衆に広く受け入れられてきた演歌・歌謡曲。歌の持つ力で地域の発展、活性化につなげようと、杉は超党派で結成された「演歌・歌謡曲を応援する国会議員の会」(二階俊博会長)と協議を重ね、同音楽祭を発足させた。

 一番の特徴は、プロ歌手とアマチュア歌手が同じステージに立ち、一緒にプロの曲を歌うこと。杉は「カラオケファンが我々を支える基盤。そこが原点で、演歌・歌謡曲の良さ」。1番を出演歌手、2番をアマチュア参加者、3番をデュエットで歌う内容を予定。「街の歌好きの人たち、カラオケファンとの交流を活発にし、地域創生を目指したい」と話した。

 ライブの動員が難しいと言われる和歌山県を、第1回の会場(最大収容人数8500人)に決めた。「試練かもしれない。でも、まずはやってみようと。和歌山は(客が)入らないという汚名返上を狙いたい」と並々ならぬ意欲だ。「ご当地に名産品があるように、歌にもご当地ソングがある」。フィナーレでは歌い手の古都清乃(71)を迎え、出演者全員で誕生50周年のご当地ソング「和歌山ブルース」を歌って締めくくる。

 1回限りの音楽祭にするつもりはない。「古い、新しいじゃない。演歌・歌謡曲、J―POP、各ジャンルが、いつまでも歌い継がれていくべき。年に1回は必ず。各地でやっていきたい」と継続開催を掲げた。

 ◆美川らが出演 〇…音楽祭の趣旨に賛同した市川由紀乃(43)、伍代夏子(57)、瀬川瑛子(70)、千昌夫(71)、美川憲一(72)、山川豊(60)、山本譲二(69)が出演する。美川は「皆さん、頑張って歌いに来てね」。山川は「杉さんを始め、豪華歌手の皆さんと盛り上げていきたい」と約束した。

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