八千草薫、事務所HPで病状明かす「今年に入りまして肝臓にも癌が見つかり…」治療専念を報告

スポーツ報知
2017年の「やすらぎの郷」制作発表会見に出席した際の八千草薫

 女優の八千草薫(88)が、昨年がんの手術を受け、闘病中であることが8日、スポーツ報知の取材で分かった。この日、テレ朝は4月スタートの連ドラ「やすらぎの刻(とき)~道」で八千草が演じる予定だったヒロインが風吹ジュン(66)に代わることを発表。約70年の女優人生で仕事を休んだことがほとんどない中でのドクターストップ。静養して治療に専念し、再起を目指す。

 八千草は9日朝、所属事務所のHPに「お詫びとお知らせ」と題し、自身のコメントをアップ。「一昨年の年末にすい臓に癌が見つかりまして、昨年1月に手術しました。術後は順調で去年はドラマと舞台に出演させて頂きました。ところが今年に入りまして肝臓にも見つかり、今回は暫くお仕事をお休みさせて頂、治療に専念することと致しました」と報告した。 

 ◆八千草薫コメント全文

 こんにちは、八千草薫でございます。

 皆さまにお詫びとお知らせがございます。

 一昨年の年末にすい臓に癌が見つかりまして、昨年1月に手術しました。術後は順調で去年はドラマと舞台に出演させて頂きました。ところが今年に入りまして肝臓にも見つかり、主治医と相談しまして、この寒い季節と撮影期間の長い作品もありますので、今回は暫くお仕事をお休みさせて頂き、治療に専念することと致しました。つきましては既に決まっておりました幾つかの仕事を降板、辞退または役降板をさせて頂きました。関係者の方々にはご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございませんでしたがご快諾を頂戴致しました。特に収録をまじかに控えておりましたドラマの関係者の皆様には大変申し訳なく思っております。

 また番組を楽しみにして頂いておりましたファンの皆様には体調を整えまして、より一層楽しんで頂ける作品に参加出来るよう帰って参ります。

 どうかお許し下さいませ。

 平成31年2月9日 八千草薫

 (原文まま)

 ◆八千草 薫(やちぐさ・かおる)1931年1月6日、大阪府生まれ。88歳。47年、宝塚歌劇団に入団。在団中より舞台と映画の両方に出演。宝塚史を代表する娘役スターの一人。退団後の57年、映画監督・谷口千吉氏と結婚。主な出演作に映画「宮本武蔵」「くじけないで」「ゆずり葉の頃」、テレビ「岸辺のアルバム」など多数。「理想の奥さん」「理想の母」で何度も上位に入っている。

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