芹香斗亜の宙組初主演作「群盗」が開幕「宙組のパワーを見てほしい」

スポーツ報知
宝塚歌劇宙組「群盗」の一場面。仲間たちと義賊のグループを結成するカール(芹香斗亜=中央)

 宝塚歌劇宙組公演「群盗」が9日、大阪市内の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで開幕した。

 昨年10月に花組から異動した2番手スター・芹香斗亜(せりか・とあ)の、宙組初の主演作で「うれしい。頑張らなければ」。ベートーベンの「第九」の原詩でも知られる18世紀ドイツの詩人フリードリッヒ・フォン・シラーの戯曲デビュー作が原作で、貴族の息子カール(芹香)が父から勘当されたことを機に反体制の義賊のリーダーとなるが、やがて勘当の裏にある陰謀を知ることになる。

 いとこのアマーリア(天彩峰里)との恋も描き、「ラブストーリーと、群盗たちとの友情とのダブルの主軸。青春ものという感じ」と芹香。共演者がほぼ下級生で「大劇場公演では絡みが少ないので、一人一人の個性が見えてきていいなと思います。本当に下級生にとっては大変だと思うけど、いい機会になるのでは。宙組のパワーを見てほしい」と、公演のリーダーとして、組子の成長にも期待を寄せた。

 17日まで。東京・日本青年館ホールでは26~3月4日。

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