窪田正孝、平成最後の月9主演 天才放射線技師役で医師役初挑戦の本田翼と122作目飾る

スポーツ報知
初の月9主演で、天才放射線技師を演じる窪田正孝(左)と、ヒロインを演じる本田翼

 俳優の窪田正孝(30)が、4月期のフジテレビ系月9ドラマ「ラジエーションハウス」に主演し、天才放射線技師役を演じることが14日、決まった。

 平成元年(1989年)1月期の「君の瞳に恋してる!」(中山美穂主演)から122作目。平成のトリを飾る月9ドラマになる(昭和は9作品)。

 原作は青年漫画雑誌「グランドジャンプ」に連載中の同名コミック。エックス線やCT(コンピューター断層撮影法)を使い、患者の病、けがの根源を見つけ出す放射線技師にスポットを当て、縁の下で医療を支える彼らの戦いを描いたヒューマンドラマ。

 窪田ふんする唯織(いおり)は、米国で最も権威ある放射線科医から認められたエキスパートで、優れた才能の持ち主。帰国後、幼なじみのヒロイン・杏(本田翼)が、放射線科医として勤務する総合病院で働き始める。

 日本テレビ系「デスノート」(15年)以来、窪田は5年連続の連ドラ主演になる。初の月9主演が平成最後という節目の作品となり「お声をかけていただき、大変光栄」と恐縮。「唯織の真っすぐな感性、技師としての才能、憧れの杏への気持ちを、彼に寄り添いながら体現できれば。4月にふさわしい爽やかなドラマを、ラジハメンバーで築き上げていきたい」と意気込んだ。

 医師役に初挑戦の本田は「命に携わる物語なので、重みや責任を感じています。放射線科医の方にお会いした経験がないので、事前に勉強し、撮影に臨みたい」。

 役どころは前院長の娘。父の愛した病院を守りたいという思いから、時に病院のルール、効率を優先してしまうことも。マジメで何でも一人で背負い込んでしまう性格の持ち主。「読み進めていく度に、原作にはいろいろな発見がありました。新しいタイプの医療ドラマをお届けできるのでは」と自信をのぞかせた。

 ◆中野氏×鈴木監督「化学反応」

 中野利幸プロデューサーは「縁の下のヒーローたちの物語。面白くて意義のある題材と感動し、ドラマ化したいと思った」と説明。「HERO」シリーズ(木村拓哉主演)を手掛けた鈴木雅之監督が参加することについて「チームを爽快に描くのにピッタリ。鈴木演出で、化学反応を起こしてくれると思います」と手腕に期待を寄せた。

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