2000年生まれの望月歩、映画初主演「一本通して成長した」初キスシーンにも挑戦

スポーツ報知
映画初主演が決まった望月歩(カメラ・小泉 洋樹)

 俳優の望月歩(18)が、映画「五億円のじんせい」(文晟豪=ムン・ソンホ監督、7月公開予定)で映画初主演することが14日、分かった。

 放送中の日本テレビ系連続ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日曜・後10時半)では、クラスの一員で陸上部の瀬尾雄大役を熱演中。2000年生まれの新鋭・望月が、初主演を飾る。

 「五億円―」はGYAO!とアミューズが若い才能を発掘する「NEW CINEMA PROJECT」の第1回グランプリ作。幼少期に5億円の募金で命を救われた過去を持ち、その重みにもがく主人公の少年・望来(みらい)が家を飛び出し、人生に向き合う旅に出るというストーリーだ。

 大役はオーディションで射止めた。「今まで演じたどの役も大事ですが、初めて切実に『やりたい』と思って、その思いを初めて口に出してマネジャーさんに伝えた作品でした」。昨年5月の撮影時は役と同じ17歳。共感できる部分も多かった。遠藤日登思プロデューサーも「青春映画史上、一番素直なキャラクター。オーディションで会ったとき『望来くん、いた』と思いました」と語る。

 劇中では、ほぼ出ずっぱり。初めてのキスシーンにも挑戦した。「カメラの前でキスをするのは恥ずかしくもありました」とはにかむが「一本通して成長したな、自分頑張ったなと思えた役は初めて。窮屈に生きている人が豊かになってほしい」と呼びかける。

 「3年A組」では同年代の若手キャストと共演しているが、主演映画の経験を糧に、役作りにも心を傾けている。福井雄太プロデューサーも「望月さんは、自身のためだけでなく、共演する誰かのため、作品のため、見てくださる人のために表現ができる稀有(けう)な役者さん」と賛辞を贈る。7話(17日放送)では、同級生の死の黒幕とうわさされる武智(田辺誠一)のストーリーに絡んでいく役どころだが、福井氏も「瀬尾から見た『正義』『真実』とは何かということを高校生の等身大の葛藤と共に描けたら」と語った。

 ◆望月 歩(もちづき・あゆむ)2000年9月28日生まれ。18歳。出身地は非公表。14年のWOWOWドラマ「埋もれる」で本格デビューし、15年の映画「ソロモンの偽証」の転落死する中学生役で注目を浴びる。その他の出演作に17年の日テレ系連ドラ「母になる」、TBS系連ドラ「アンナチュラル」など。身長179・5センチ。

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