千昌夫「仕事ができるのは社長のおかげ」 元第一プロ社長・岸部清さん通夜に500人

スポーツ報知
千昌夫

 11日に死去した、元「第一プロダクション」代表取締役社長の岸部清(きしべ・きよし)さん(享年88)の通夜が18日、東京・青山葬儀所で営まれ、」芸能関係者約500人が参列した。

 68年から第一プロに所属し、「星影のワルツ」「北国の春」などヒット曲を出した千昌夫(71)は「千昌夫がここまで長く仕事ができるのは、岸部社長のおかげ」と感謝。67年に発売した「星影―」がジワジワとヒットした矢先のことだったといい「2月に所属して、4~5月にはいろんなテレビの仕事を入れてくれた」と振り返った。

 ウエスタンバンド「東京ウエスタンボーイズ」のメンバーとして活躍した岸部さん。同バンドが「マウンテンボーイズ」と合併し、「ザ・ドリフターズ」の前身にあたる「サンズ・オブ・ドリフターズ」の初代リーダーを務めるなど、音楽畑の出身だったゆえに、千も曲についてよく相談したという。「楽曲に対する判断が的確で…。サッパリしたポジティブな人。お会いするとモヤモヤしたものが消えて、人に安心感を与える人だった」と故人をしのんだ。

 会場にはぴんからトリオの「女のみち」や千の「北国の春」など名曲が流された。ひつぎには愛用の杖、アロハシャツ、帽子などが納められ、ひつぎの左横にも故人の大好物だったあんパンやどら焼き、甘酒などが供えられた。戒名は「大光明清居士(だいこうめいせいこじ)」。芸能界に大きく貢献し、光を日本中に届け他者も明るく照らした功績を文字に込めた。

 ほか五木ひろし(70)、小林幸子(65)、露木茂氏(78)、田辺靖雄(73)、畑中葉子(59)らも参列。葬儀、告別式は19日に同所で営まれ、千が弔辞を読む。

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