小林幸子「恩人です」元第一プロ社長・岸部さんの通夜で涙

　１１日に死去した、元「第一プロダクション」代表取締役社長の岸部清（きしべ・きよし）さん（享年８８）の通夜が１８日、東京・青山葬儀所で営まれ、芸能関係者約５００人が参列した。

　「第一プロダクション」にかつて所属していた演歌歌手の小林幸子（６５）はヒット曲「おもいで酒」（１９７９年）を振り返り、「５年間ヒットに巡りあえなかった時に、事務所のストックであった『おもいで酒』に出会った。Ｂ面だったのですが、２００万枚のセールスで、この曲が私の人生を変えてくれた。岸部さんはずっと励まして応援してくださって、ヒットした時、『幸子、辛抱して良かったな』と一緒に泣いてくれました」と涙した。

　８７年に事務所から独立した際も「頑張れよ」と送り出してくれたといい、「岸部さんがいてくれたから今の私がいる。恩人ですね」と感謝した。