金魚番長、ゆりやん輩出のNSC大ライブ優勝 M―1最年少優勝へ「いいネタある」

スポーツ報知
優勝した金魚番長

 吉本総合芸能学院(NSC)東京校の卒業生のお笑いナンバーワンを決める「NSC大ライブTOKYO2019」が18日、東京なかのZERO大ホールで行われ、漫才コンビ・金魚番長(きんぎょばんちょう)が優勝した。

 優勝賞品は、3月23日に神保町花月での単独ライブ。同期で最速の夢の単独ライブ決定に、ツッコミ担当の古市勇介(24)は「まじすか!」。ボケ担当の箕輪智征(24)は「教えてもらったことを生かしました。もうバイトしなくていい」と優等生コメントで喜んだ。

 この日は、東京校24期生の卒業生118組で予選を争い、勝ち抜いた8組が決勝に進出。ピン芸人・そのこ、漫才コンビの灘ジェニーと金魚番長がファイナルステージに勝ち上がった。金魚番長は「TOTOバック」ネタを披露して笑いをさらった。審査員7人中6人が「金魚番長」に投票する圧勝だった。

 2人は昨年3月にNSCで知り合った。当時は互いに違うコンビを組んでいたが、新たに「金魚番長」を結成。箕輪が東農大工学部卒で、古市は上智大経済学部に在学中のインテリコンビだ。箕輪は千鳥に、古市はダウンタウンに憧れ、お笑いを志したという。

 漫才のネタのテーマは、父親の反対を押し切ってNSC入りしたという箕輪が決めているという。仮に今年のM―1グランプリに出場し優勝すれば、昨年覇者・霜降り明星の最年少優勝を更新するとあって、「小さい時からM―1を見ていた。いいネタあるので、頑張ります」と前向きに話した。

 「NSC大ライブ」開催は今年で8回目で、過去にゆりやんレトィバァ(28)らを輩出している。この日、大坂校で同時開催された「NSC大ライブOSAKA」には41期生129組が参加し、ピン芸人・しんやが頂点に立った。

 NSCは吉本興業が主に新人タレントを育成する目的で作られた養成所。大阪校が1982年に、東京校は95年に創立された。

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