漫画の神様・手塚治虫さん 最後に過ごしたアトリエから貴重な遺品公開

スポーツ報知
漫画家の手塚治虫さん

 21日放送の「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)は、昨年生誕90周年のメモリアルイヤーを迎えた漫画家の手塚治虫さん(1989年死去)を特集。日本初の連続テレビアニメ「鉄腕アトム」の逸話や最後に過ごしたアトリエを公開する。

 今回は「火の鳥」「ブラック・ジャック」「リボンの騎士」「ジャングル大帝」など数々の代表作を持つマンガの神様・手塚さんを特集する。長女でプランニングプロデューサーの手塚るみ子氏(54)や「マジンガーZ」で知られる漫画家・永井豪氏(73)らさまざまな関係者への綿密な取材を行った。また、手塚プロ提供の貴重映像などをもとに、手塚さんの素顔に迫る。

 天才の名をほしいままにした手塚さんだったが、その才能と仕事のオファーを断らない性格から、全盛期には連載・読み切り合わせて15本もの作品を同時進行させていたことも。そのため、原稿の締め切りを守れないという一面もあった。今回は手塚さんが布団に寝そべりながら、原稿の締め切りを延ばしてもらおうと電話で交渉している貴重な映像が公開される。

 1963年の大みそかに放送されたアニメ「鉄腕アトム」には驚きの逸話が。30分ある放送時間のうち、6分間しかアニメを制作することができなかった。そんなピンチを手塚さんは今では考えられない奇想天外な方法で乗り切った。

 さらに、手塚さんが最後に過ごしたアトリエに潜入。約25年間開けられることのなかったキャビネットから、5年前に新たに発見された手塚さんの遺品の数々が公開される。その中には、医学博士である手塚がどうしても乗り越えたいと努力したコンプレックスを象徴するような一品も隠されていた。

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