テレ東「ヒャッキン―」最終回 角谷暁子アナ心境語る「率直に悲しかった」

スポーツ報知
番組の最終回撮影で涙を流すテレビ東京・角谷暁子アナウンサー(左)と北斗晶

 12日に最終回を迎えるテレビ東京系バラエティー番組「ヒャッキン!~世界で100円グッズを使ってみると?~」(火曜・後6時55分)で進行を務める角谷暁子アナウンサー(24)が心境を語った。先月27日に行われた最終回の収録では号泣。4月からはカンニング竹山(47)がMCを務める「カンニング竹山の新しい人生、始めます!」のアシスタントとして出演する。

 先月、上層部に呼ばれて番組の終了を告げられた。2017年に入社して研修後に初めて新番組として担当。思いはひとしおだった。

 「率直に悲しかったです。番組が終わるという経験がなかったので、こういう風に終わるんだなと実感しました」

 レモンに直接刺してレモン汁がスプレー状に出る器具など、日本の100円ショップに売っている商品を海外へ持っていき、人々の反応を見る番組。スタジオでは週替わりでママタレらがゲスト出演する。

 「MCがいない中で、私が進行、毎回ゲストが変わる。その重大さが分かっていなかった。大変だと分かるまでにも時間がかかりました」

 ゲストが大勢出演する中、新人アナが1人で進行。始めはゲストの話の腰を折って進めてしまたり、沈黙が起きると怖くて仕方がなかい状態。助けてくれたのは親ほど年の離れたゲストたちだ。

 「最終回にも出て頂いた榊原郁恵さん、北斗晶さん、小倉優子さんには助けてもらいました。北斗さんには最初から『カドちゃん』と呼んでもらえたのがどれだけうれしかったか。私は最後に締めのコメントを言うのが苦手なんですが、北斗さんが『何でそんな変な締め方するの?』と笑いに変えて下さって助かりました」

 榊原からも手紙をもらうなど気を遣ってもらった。

 「『果物食べてないでしょ』とミカンを頂いたり、化粧セットも頂きました。中には『いつも刺激をもらっています』と手紙も入っていて…。今でも手帳に挟んで元気がわかない時に見ています」

 小倉には進行とゲストとの距離感を教わった。

 「ディレクターからカンペで『失礼なことを聞け』や『恋愛の質問をして』と指令が来て、よく小倉さんに失礼なことを聞きました。スパッと返して頂いていましたが、カメラが回っていない時に謝りに行っていまいた。最後の方は『こりん星』をいじることまでできた。信頼関係が大切なんだと気付きました」

 4月からはカンニング竹山MCの新番組でアシスタントを務める。第2の人生をどう生きるかがテーマになる。

 「竹山さんはすごい優しいお父さんみたい。友達のお父さんにいそうです。何かの記事で(私のことを)『娘みたいな年』とおっしゃっていた。『ヒャッキン―』みたいに娘キャラになれればなと思っています」

 番組にはゲストも登場する予定だ。

 「『ヒャッキン―』のみなさんからは『違う形で会いたいね』と言っていただいた。北斗さん、郁恵さん、小倉さんらみなさんにもご登場頂いて“お母さんたち”に第2の人生を提案したい」

 元々、入社当時は報道志望だったが、今はこだわらない。

 「将来は(先輩の)大江麻理子さんのようなアナウンサーになりたいという気持ちはある。それを軸として今はバラエティーなど色々な経験でその軸を太くしたい。いつか北斗さんに『締め、うまくなったじゃない』とほめられたいな」

芸能

×