堀ちえみ、発声が困難に…コンビニで「何とも言えない空気に傷ついた」「思いっきり泣いた」

スポーツ報知
堀ちえみ

 先月22日に口腔がんの摘出手術を受けたタレントの堀ちえみ(52)が13日、自身のブログを更新。「思うように発声出来ません」と明かし、周囲の目に傷ついて涙したエピソードをつづった。

 堀は「今とても不安な事」のタイトルで記事をアップし、「昨日はいろいろな事がありました。午前中は口腔内の診察の後、口腔外科の外来へ移動。術後初の歯や歯茎の、お手入れをして頂きました。その後は言葉のリハビリ。言語聴覚士の先生が読む短文に続いて、私が繰り返します」と報告。「一生懸命、言葉を真似ますが、思うように発声出来ません。言葉によっては何を言っているか、分からないと思います」と現状を明かし、「録音して聞いてみたけど悲しい結果でした。こんな自分の声・喋り・あり得ないと思うけど、今の自分として受け入れなければならないね」と吐露した。

 「舌の腫れがもう少し引けば上手く話せるのか?それもあまり期待出来ないとの事です。今のこの状態で、自分なりの新しい喋り・発声の仕方を、見いだしていかなければならない…そういう事です」と説明。「しかも今はまだ喋りながら、唾液を飲み込む事が出来ない為、喋る事に夢中になっていると、口から唾液が溢れてしまいます。(汚い話ですみません)」とし、「身体は回復しても言葉の壁を乗り越えるには、かなりの時間と努力が必要だと思います。肩を落としながらリハビリ室を後にしました」と振り返った。

 そして「帰り道にコンビニで、ごはんですよ!を買いました。嚥下食のお粥を、頑張って食べなければいけないので、大好物のこれさえあれば!と」とし、「会計の時に店員さんに、『袋に入れますか?』と聞かれたので、『袋に入れなくて大丈夫です』と答えました」と堀。「ちゃんと通じましたが、やはり喋り方が随分とおかしいのでしょう。近くにいて私の声を聞いた人の視線が、一瞬に集まりました」といい、「誰が悪い訳でもないが、何とも言えない空気に傷ついた。病室に戻った私は思いっきり泣いた」と明かした。

 それでも「思いっきり泣いたらスッとした」といい、「負けるもんか!言葉が不自由だって、伝わればいい!そして時間が掛かっても、またテレビに出られるくらい努力して、喋れるようになる!そして強く思った事。こんな喋りでも堂々と大きな声で、そして笑顔で喋ろう。恥ずかしがらずに」と思いをつづっていた。

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