野口五郎、食道がん手術後初のテレビ生出演で「神様がついてますねって言われるくらい早期でした」

スポーツ報知
野口五郎

 初期の食道がんを患い、昨年末に手術した歌手の野口五郎(63)が13日、手術後初めてテレビに生出演し、がん告知を周囲に知らせないままコンサートで告白した経緯について語った。

 この日放送のフジテレビ系「バイキング」(月~金曜・前11時55分)にスタジオ出演した野口は、22年前に父親を食道がんで亡くしていることから、定期健診で「初期のがん」と宣告されたときは「頭が真っ白になった」と告白。予兆や自覚症状は「何もないです。ポリープみたいのと違い(食道内側の)壁面にできるので、まったく見つけずらい」と説明し「本当に神様がついてますねって言われるくらい早期でした」と幸運に感謝したことを振り返った。

 がん告知の翌日には「バイキング」に生出演。番組内で、がんの話題が出たときは「話そうかどうか迷った」ものの「治ると信じていたから」家族以外には病気のことを知らせず、事務所スタッフすら、野口が2月にコンサートで告白するまで知らなかったという。 手術は「内視鏡で済んだ。ちょうどドラマの撮休があって、お正月とかにかかっていたので、その間に入院して…」と仕事にも影響が出ないよう最大限の努力をしたことを明かした。

 野口は今年2月11日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホール公演で「昨年末の健康診断で病気が見つかりました。初期だったので、主治医の先生に手術をしてもらい、今は無事に治って元気になりました」とファンに告白した。所属事務所などによると昨年11月6日の健康診断でごく初期の食道がんが見つかり、翌7日は「バイキング」に生出演。TBS系ドラマ「メゾン・ド・ポリス」(金曜・後10時)の撮影の合間を縫って入院し、12月25日に手術を受け、同29日に退院した。

 コンサートで告白した翌日の2月12日にはブログで「何も心配しなくて大丈夫! ずーっと歌い続けますから」とつづっていた。

 番組内で野口は、MCの坂上忍(51)とピエール瀧容疑者(51)がコカイン使用の疑いで逮捕された問題についてもトーク。坂上から「これだけ有名な人がよく買うなと…」と話を振られると「毎日びくびくして、日々生活してんのかなって思う」と語り、さらに坂上が「そういうのを抱えて、あれだけ仕事しているほうがよっぽどつらいんじゃないのって僕なんか思う」と続けると「同感です。たとえば彼はすごい弾けた役とか弾けた音楽やるじゃないですか。それがみんなソレだったのかと思っちゃうと、もう悲しくなっちゃいますよね」と感想を述べた。

芸能

×