渡辺謙、“過去の過ち”に向き合う難役 カズオ・イシグロ氏の出世作「浮世の画家」主演

スポーツ報知
寺田心(手前)のほっぺを触っておどける渡辺謙と広末涼子

 俳優の渡辺謙(59)が15日、都内でNHKの主演ドラマ「浮世の画家」(BS8K=24日・後9時、総合=30日・後9時)の試写会に、広末涼子(38)、寺田心(10)と出席した。

 長崎出身の英国人作家で、2017年にノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏(64)の出世作。終戦後の日本を舞台に、高名な初老の画家が自身の“過去の過ち”と向き合っていく姿を描く。「まあよくやったなNHKってぐらい難しい企画。毎シーン悩みながら撮影した。人生の終焉(しゅうえん)をどう受け止めて感じるか、先取りして考えさせられた」と振り返った。昨夏、主演舞台「王様と私」のロンドン公演をイシグロ氏が観劇したといい「自由に好きなようにやってほしいとおっしゃった」と明かした。

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