和田アキ子、ピエール瀧容疑者の逮捕に「声を大にして言いたい。芸能人は責任を持たないといかん」

スポーツ報知
ピエール瀧容疑者

 歌手の和田アキ子が16日、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組「ゴッドアフターヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送、土曜・前11時)に生出演。コカインを摂取したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたテクノユニット「電気グルーヴ」のメンバーで、俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)について自身の考えを明かした。

 瀧容疑者とは番組で数回共演しただけで深い親交はなかったというが和田だが、会った印象は「いい感じだなと思っていた」という。スタジオには瀧容疑者と親しいカンニング竹山がゲスト出演。竹山は同容疑者に好感を持っていたことを明かした。

 これに対して、和田は「新井浩文さんもそうだけど、いい人だったっていうのはどうかなって」などと疑問を投げかけ、自身も含め、芸能人はスポンサーや所属事務所などに多大なサポートを受けていることから、和田はこうしたすべてを「背負わないといかんと思う。何かあると企業に迷惑かける」とし「声を大にして言いたい。私だって耐えられない時あるよ。アカン、みんなのお陰でここまでこれた。我慢せいって思うよ。責任を持たないといかんと思うの」などと訴えていた。

 今回の逮捕を「残念でしょうがないの。同じ芸能人として」と繰り返し「こんな話で生放送の時間を潰すの嫌なの。すっごいショック」と声を落としていた。

 瀧容疑者に関しては「20代のころからコカインや大麻を使用していた」と供述していることが15日に捜査関係者への取材で分かった。関東信越厚生局麻薬取締部は、瀧容疑者が常習的に薬物を使用していた疑いもあるとみて捜査。大麻取締法違反に当たる可能性もあり、供述の裏付けを進める。

 捜査関係者によると、瀧容疑者は逮捕後、コカインの使用は「間違いありません」と容疑を認めている。取り調べには素直に応じており、他に「夜はよく眠れているが、食欲はあまりない」などと話しているという。午前5時ごろから午後4時ごろまで食事休憩を挟んで調べを受けている。コカインの離脱症状として疲労感や抑うつ症状が出ることもあるとされるが、関係者によると、瀧容疑者から著しい体調不良の訴えはないという。

 瀧容疑者は今月10日、大阪市でライブに出演し、11日に東京都世田谷区の自宅に戻り、その後いったん外出したという。逮捕当日の12日は、NHK大河ドラマ「いだてん」の撮影に参加していた。

 尿検査で陽性反応が検出されていることから、逮捕までの数時間から24時間前後の間にコカインを使用した疑いがあり、仕事の合間に使用した可能性もある。

 麻薬取締部は昨年秋から、薬物を使用しているとの情報を基に内偵捜査を実施。12日に瀧容疑者の立ち会いの下、自宅を家宅捜索した。

 自宅からは、ストローの形状に巻かれた韓国のウォン紙幣や携帯電話を押収したが、これまでに薬物は見つかっていない。麻薬取締部は紙幣の付着物を鑑定し、コカインを入手した経緯や使用状況を調べている。

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