草笛光子が浅草芸能大賞で大賞に輝く　長く女優を続ける秘策は「セロリを毎日食べること」

女優・草笛光子（８５）らが１６日、東京・浅草公会堂で「第３５回浅草芸能大賞」授賞式に出席した。

　大賞に輝いた草笛は、６５年前に初めて浅草で舞台を踏んだことを振り返り「大賞というすばらしい賞をいただけて本当にうれしい。あと何年女優ができるか分かりませんが、精進して参りたいと思います」と涙ぐみながら喜びを語った。当時、入団した松竹歌劇団は厳しく「（舞台を）出たら（用紙に）判子を押して、家に帰ったら親の判子を押してもらって。全く寄り道できなかった」と悔しがり、「稽古で時間も無かった。１日に３公演もあって」と寄り道する時間すら無かった当時を振り返った。

　女優を続ける食の秘策は「セロリを食べることです。毎日食べて１２年になりました」。生のセロリに塩をかけるだけというシンプルなもの。公演で米国に行っても続けていたという。独自の健康法に「これでセロリが売れますね。明日にはなくなっちゃうかも」と年齢を感じさせないトークで会場を沸かせた。

　新人賞には講談師・神田松之丞（３５）、奨励賞には落語家・林家たい平（５４）が選ばれた。