ＹＯＳＨＩＫＩ、牧阿佐美バレヱ団と共演で天皇即位１０年の奉祝曲披露…２０１９年初のステージ

　「Ｘ　ＪＡＰＡＮ」のＹＯＳＨＩＫＩ（年齢非公表）が１７日、東京・文京シビックホールで牧阿佐美バレヱ団公演「プリンシパル・ガラ２０１９」にゲスト出演した。日本では今年初のステージ。１６日から２日間、９９年に天皇陛下御即位１０年の奉祝曲として作曲した「Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ」で共演パフォーマンスを披露して観客を魅了した。

　万雷の拍手に、照れくさそうな笑顔で応えた。３度目の共演。「夢のよう。演奏よりも（声援に応える）お辞儀の方が緊張しました。素晴らしい踊りで、出来れば僕も客席で見たい」。１６日の公演には高円宮妃久子さまも鑑賞に訪れた。

　披露曲は、天皇陛下の即位１０年を祝福する国民祭典で御前演奏した楽曲でもある。「Ｘ―」は平成元年に結成。９７年にはバンドの解散、メンバーの訃報もあった。「生きていることが嫌な時期でもあった。そのときに、このような（奉祝曲の）お話があった。２０年後にも、この素晴らしい皆さんと共演できるなんて夢にも思っていなかった」と、かみしめた。

　天皇陛下の退位まで、あと１か月半に迫る。「日本には震災もあった。悲しみがあった時代だと思うけど、新しい時代が始まるということで、ワクワク感がある。今までにあったことを振り返りながら、希望を持って進んでいきたい」。前作から２２年、遠ざかっているアルバムについても「次の元号に出すのは、いいアイデア」と前向きに語った。