セーリング連盟、加山雄三きっかけにプロジェクト発足「海をキレイにする活動」

スポーツ報知
「海 その愛基金 海洋環境クリーンプロジェクト推進委員会」の発足記者会見に出席した加山雄三

 日本セーリング連盟は18日、都内で歌手の加山雄三(81)と会見し、「海 その愛基金」の設立と海洋環境クリーンプロジェクトの発足を発表した。連盟の河野博文会長は「多くの人に海に親しんでもらえる活動を」という若大将の提案がきっかけとなったと明かし、「子供たちに海に親しんでもらう、キレイな海を残すという運動を盛り上げていくことは五輪につながっていく」と感謝を込めた。

 加山は15年から連盟の応援団長を務め、五輪との縁も感じている。1964年東京五輪でヨットの会場となった江の島で、五輪後の一般開放で最初に進水したのが自ら設計した「初代光進丸」だという。82年に光進丸は3代目となったが、昨年4月に炎上。「『遊んでる場合じゃないよ』と天から言われた気がする。環境に対してどう活動をしたらいいか、一つのきっかけになった」と明かした。

 同基金では両者が資金を出し合い、海洋保全活動を行う。加山は今年のコンサートの収益の一部も寄付する意向で、小学校で啓発授業を行う可能性もある。連盟は、日本代表激励のため加山側にプレ五輪(8月、江の島)の壮行会への出席もオファーしたという。(林 直史)

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