テレビ大阪の第1期生・千年屋俊幸アナが定年退職→フリーに「38年、刺激が多かった」

スポーツ報知
テレビ大阪の春の改編発表で、3月末で定年退職することを報告した千年屋(ちとせや)俊幸アナウンサー

 テレビ大阪の千年屋(ちとせや)俊幸アナウンサー(60)が3月末をもって定年退職し、フリーアナに転身する。

 25日、大阪・天満橋の同局で開かれた同局の春の改編発表会見で司会を務め、38年のアナウンサー生活を「刺激が多かった」と振り返った。

 千年屋アナは1982年3月に開局したテレビ大阪の新卒入社第1期生として前年の81年に入社した。スポーツ実況中継を中心に活躍した。駆け出し時代は、大阪・御堂筋パレード中継で、在阪他局の名物アナウンサーに交じって「お前、誰や」という視線を浴びたというが「緊張感を持ってやれた」と回顧した。

 89~98年にはオートバイのロードレース世界選手権の実況を担当。93年のスペインからの中継では、日本への音声回線の不具合のため、国際電話で実況音声を送ったが、受話器に向かって“絶叫”したため、WOWOWの放送にまで実況が流れた逸話も。「第1回(89年)は知識がなく、受験勉強のように選手の名前を覚えた。とても興奮して、10年続けられた。アナウンサー人生の大きな出来事ですね」と笑顔を見せた。

 定年退職後はフリーに転身するが、現在担当している「やさしいニュース」(月~金曜・後4時40分)の月・火曜も継続出演する。「仕事がなければ本当にフリーで、仕事があってこそフリーアナ。放送以外でも、しゃべることに関わっていきたいが、『やさしい―』は引き続き全身全霊を込めてやっていきたい」と話した。

 同局の会見では、4月から民放公式テレビポータルサイト「TVer(ティーバー)」の本格参入することが発表された。全国ネット番組「THEフィッシング」(土曜・後5時30分)と、関西ローカルの「名門!モウカリマッカー学園~西梅田校新聞部」(金曜・深夜1時40分)、「おとな旅あるき旅」(土曜・後6時30分)、「おでかけ発見バラエティ かがくdeムチャミタス」(日曜・前11時)、「やすとものどこいこ!?」(日曜・後3時)の5番組を配信予定。今後は本数を増やしていく方針だという。

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