森昌子、年内をもって２度目の引退　還暦を迎え「人生を充実させたい」

　歌手の森昌子（６０）が年内をもって芸能界を引退することが２５日までに分かった。２８日に会見を行う予定。今年１２月１２日まで還暦コンサートで全国を回り、同２５日に実施するクリスマスコンサートがラストステージになりそうだ。

　森は公式サイトで「昨年還暦を迎えるにあたり、人生の残された時間を具体的に考え始めた時に、もう少し穏やかな時間の中で、芸能活動以外の事に時間を使って人生を充実させたいと思うようになりました」と報告。残り８か月の歌手人生について「一つ一つの機会を皆様と楽しみながらしっかりと心に刻んで参りたいと思います」と記した。２６日に埼玉・飯能市市民会館でコンサートを行う。

　森は７１年に「スター誕生！」の初代グランドチャンピオンに輝き翌年、「せんせい」でデビュー。山口百恵さん、桜田淳子とともに“花の中３トリオ”として人気を博した。「越冬つばめ」（８３年）などのヒット曲を連発。８６年に引退したが、２００６年に復帰した。

　所属事務所によると、昨夏、１３歳でのデビュー以来、世話になっていた恩師が亡くなったのを機に引退を事務所と相談。昨年末での引退希望を１年先延ばしにしたという。

　◆森　昌子　（もり・まさこ）１９５８年１０月１３日、栃木県生まれ。６０歳。７２年、「せんせい」でデビュー。８６年、森進一との結婚を機に歌手を引退。長男で「ＯＮＥ　ＯＫ　ＲＯＣＫ」のボーカルＴａｋａ（３０）、次男（２９）、三男で「ＭＹ　ＦＩＲＳＴ　ＳＴＯＲＹ」のボーカルＨｉｒｏ（２５）をもうけたが、０５年３月に離婚。０６年６月に「バラ色の未来」で２０年ぶりに再デビューした。