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「ななだん」じゃなくて「しちだん」です 藤井聡太七段を何と呼ぶ?

2018年5月19日0時16分  スポーツ報知
  • 船江恒平六段(左)との竜王戦5組ランキング戦準決勝に勝ち、感想戦を行う藤井聡太七段

 将棋界に藤井聡太七段(15)が誕生した。

 高校1年生の史上最年少棋士は、18日に行われた第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝で船江恒平六段(31)に勝ち「六段昇段後、竜王戦ランキング戦の連続昇級」の昇段規定を満たした。2月1日に四段から五段になったばかりだが、4か月も経たないうちに五段、六段、七段と駆け上がってしまった。

 じゃ、来月には八段、再来月には最高位の九段ってこともあるの!? なんて考える方もいるかもしれないが、さすがにそんなに簡単ではない。ハードルは七段以降、高くなる。

 七段から八段になるには〈1〉竜王1期獲得〈2〉順位戦A級への昇級〈3〉七段昇段後の公式戦190勝、のいずれかを満たさなくてはならない。〈1〉については、このまま竜王戦を勝ち上がって、今秋の竜王戦7番勝負の挑戦者となり、羽生善治竜王(47)から初タイトルの竜王を奪取する可能性も絶対にないと断言は出来ないが、〈2〉と〈3〉については棋戦の制度上、最低でも3~4年は要することになる。つまり「藤井七段」時代は「藤井四段」「藤井五段(16日間しかなかった!)」「藤井六段」より長くなる公算が高いのだ。

 当面のスタンダードになっていく「藤井七段」について、覚えておいてほしいことがある。正しい読み方は「ふじいしちだん」であるということだ。

 なんとなく「ふじいななだん」の方が自然に聞こえる人もいるかもしれないが、将棋界では「しちだん」が正確とされており、棋士や関係者に流布した読み方でもある。「ななだん」も完全なる間違いというわけではないようなのだが…。

 ちなみに予習・復習もしておくと、四段は「よんだん」ではなく「よだん」、九段は「きゅうだん」じゃなくて「くだん」である。五段、六段、八段は…さすがに「いつだん」「むだん」「やだん」とかじゃなくて、そのまんまです。(記者コラム・北野 新太)

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