【報知映画賞】岸善幸監督「やや、うれしいです」…「あゝ、荒野」で作品賞・邦画部門受賞

2017年12月21日7時0分  スポーツ報知
  • ファイティングポーズで受賞を喜ぶ(左から)高橋和也、木下あかり、菅田将暉、岸善幸監督、でんでん、スターサンズ・河村光庸氏

 「第42回報知映画賞」の表彰式が20日、東京都港区のザ・プリンス パークタワー東京で開催された。作品賞・邦画部門は「あゝ、荒野」(岸善幸監督)が受賞した。

 昨年デビューし長編映画2作目にして「代表作」と自負する作品を作り上げた岸善幸監督(53)は「やや、うれしいです」と照れくさそうに話した。

 寺山修司の同名小説が原作で、喪失感を抱く2人のボクサーの物語。注目度は高くなかったため、10月の公開当初は全国約30スクリーンでの上映だったが、受賞ラッシュに「来年、各地の映画館で再上映が決まってきています」と顔をほころばせた。壇上には鬼トレーナーを演じたでんでん(67)も駆けつけ「ワンシーンでも15回戦くらいやるからみんなクタクタだった」。ヒロイン役の木下あかり(24)は「こんな新人を使っていただいて…」と恐縮した。

 次回作は「構想中」。多くの企画を練っているという。「気持ちは今すぐにでも撮りたい。でも…来年中でも間に合わないだろうなあ」と悩ましげに語った。(浦本 将樹)

 ◆「あゝ、荒野」 寺山修司の小説を2021年の新宿を舞台に映画化。自分を捨てた母親を憎む新次(菅田)と、吃音(きつおん)と赤面対人恐怖症に悩む建二(ヤン・イクチュン)が、元ボクサーの誘いでボクシングに出合い、プロを目指す。

孤狼の血特集
  • 1
  • 2
今日のスポーツ報知(東京版)