左膝前十字じん帯断裂の小島聡、ブログで不安吐露…「戻ることさえ不可能になるんじゃないか?」

スポーツ報知
小島聡

 新日本プロレスの小島聡(47)が3日、「怪我の状況は深刻ですが、頑張ります」と題し、自身のブログを更新した。

 小島は1月22日の試合後に病院で「左膝前十字じん帯断裂」と診断を受け現在、欠場している。ブログでは「左膝前十字靭帯の怪我を負ってから、十日以上が経過しました。怪我のキッカケは1月17日でしたが、完全な怪我として表面化されたのは22日。そして、暦は2月に入りました。時の流れは本当に早い。試合に穴を空けてしまったのは勿論ですが、数件の地方プロモーションや他団体への参戦も全てキャンセルになり、多方面にご迷惑とご心配をお掛けしました。深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 その上で「私のようなベテラン選手でも、需要があった部分はありがたい事だったし、だからこそ、そのような舞台を怪我による理由で休まざるを得ない状況が悔しくて仕方なかったです。想像よりも悪かった私の左膝の状態。自分が20代…百歩譲って?30代だったら、そんなに悩むこともなかったと思います」と記し、「一番悩んだ理由…私はもう若くはないということ。こればかりは、どうしようもない事実であり、気持ちや精神面で若くいようとしても仕方ないことでした」と正直な気持ちを明かした。その上で、「私は、その現実に対して正面から向き合い、できるだけ退化を遅らせる?努力はしています」とつづった。

 小島はこれまで、2か月以上欠場したことはなかったという。しかし今回は「もし左膝にメスを入れる手術という選択をすれば、過去のように二か月で戻ってこれないだろうという推測はしています」。そして「だからこそ悩んでるし、考えたし、様々な想像もしました。最悪、もしかしたら、戻ることさえ不可能になるんじゃないか?という不安さえあります」との思いをつづった。

 「新日本プロレスも新陳代謝が進んでいきます。怪我する前から、自分自身のポジションに対する不安はあったけど、今回の怪我で、その不安は更に大きくなってしまったのが偽らざる気持ち。ただ、そのことを隠してもしようがないし、強がっても?見透かされてしまうし、今は、自分自身の思うままに…有りのままに過ごそうと思っています」と自身の立ち位置を冷静に見つめる小島。「まだ今回の怪我のゴール、というか終着点が全く見えない状況ではありますが、私と同じ怪我を負ってしまったアスリートの方の闘病記などを、ネットで調べて見たりしています。また数日後に病院へ行きますので、改めてご報告などさせて頂きます」と締めくくった。

 小島は、武藤敬司(55)がプロデュースし、2月16日に後楽園ホールで行われる「PRO―WRESTLING MASTERS」のメインイベントで「プロレスリング・マスターズvsTEAM2000スペシャル8人タッグマッチ」で武藤、藤波辰爾、長州力、獣神サンダーライガーと対戦する天山広吉、ヒロ斎藤、AKIRAwith蝶野正洋と組んで出場する予定だったが欠場が決定。代替選手については決定次第、発表される。

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