小比類巻貴之氏がK-1に反論「横領行為を一切行っていない」

2018年2月24日18時26分  スポーツ報知
  • 小比類巻貴之氏

 格闘技のK-1を運営する株式会社M-1スポーツメディアが23日夜に「小比類巻貴之氏らの不正行為等についてのご報告」と題する文書をマスコミに発表したことを受けて、元キックボクシング世界王者の小比類巻貴之氏(40)が24日、「横領行為を一切行っていないことを明言いたします」との反論の文書を発表した。小比類巻氏は、魔裟斗(38)の好敵手として活躍した人気選手で、一線を退いてからは小比類巻道場を設立し後進の指導にあたっている。

 小比類巻氏の発表は以下の通り(全文)。

 M―1スポーツメディアが公表したプレスリリースについて

小比類巻貴之(自筆署名)

 昨日、株式会社M―1スポーツメディア(以下、「M―1スポーツメディア」といいます。)より、私及び私が代表取締役を務める株式会社フォルザジャパン(以下、「当社」といいます。)が、M―1スポーツメディアの「売上金等を横領する等の重大なコンプライアンス違反行為」を行った、私が「本件に関して大筋で事実関係を認め」たなどの内容のプレスリリースが出されました。

 しかし、私は、横領行為を一切行っていないことを明言いたします。以下、この間の経緯についてご説明させていただきます。

 当社は、平成26年に、M―1スポーツメディアとの間で業務委託契約を結び、K―1ジム恵比寿小比類巻道場の運営を受託し、さらに、平成27年にK―1ジム福岡小比類巻道場(以下、2つのジムを合わせて「K―1ジム」といいます。)の運営を受託しました。そして、私及び当社はこれまで、K―1ジムを良いジムにし、会員の皆さんに楽しくトレーニングをしてもらうとともに、所属選手を強化し、K―1を盛り上げていくべく、全力でジム運営に取り組んできました。

 特に、平成26年の新生K―1立上げ当初は、毀損していたK―1ブランドを再構築すべく、ジム名に「小比類巻道場」と私の名前を冠するなど、私の知名度を前面に出してジム運営を行ってまいりました。しかし、M―1スポーツメディアとの業務委託契約では、スタッフに支払う給与や私のジム運営にかかる活動費などの経費を当社が負担することとされていたため、これを業務委託料では賄うことができず、足りない分は、私個人が当社に対して貸付けをすることで補填したり、私が個人的にパーソナルレッスンや講演・芸能活動、個人的な後援会活動などを行い、それによる収入を当社が受領することなどで賄っていました。

 この、パーソナルレッスンなどを行ってその代金を当社が受領していた行為について、それをジム運営経費の不足分に充てていたこともあり、私自身は契約違反との認識はありませんでしたが、M―1スポーツメディアは、契約違反であり業務上横領であると主張し、平成30年1月24日、当社とM―1スポーツメディアとの業務委託契約は解除となりました。

 私は、犯罪行為を行っていないことについては自信を持って断言できますが、契約違反という民事上の問題については専門家に相談すべきであると考え、当社の行為が契約違反に当たるかどうかについて、代理人弁護士に相談しました。その結果、近日中にM―1スポーツメディア代理人弁護士間での協議を行うこととなっており、今月末が私側からの解決案を提案する期限と設定されていましたので、その準備を進めていたところ、昨日、突然、上記のプレスリリースが公表されました。

 私は、上記のとおり、M―1スポーツメディアからの業務委託料だけではK―1ジムの運営経費が賄えず、会員の皆さんや所属選手に対して十分なサービスや環境を提供できないことから、私からの個人貸付けやパーソナルレッスンなどを行うことで経費を補填していたのであり、その売上金は全て、K―1ジムの経費に充てています。そのような努力の結果、M―1スポーツメディアが直営する9つのジムのうち、当社が受託していたK―1ジム恵比寿小比類巻道場のみが黒字化し、かつ、K―1ジム福岡小比類巻道場の黒字化もあと一歩のところでした。このようにK―1ジムを発展させるために行ってきた行為について、業務上横領などと言われたことは大変残念です。

 本件の民事上の解決については、今後、代理人弁護士間で協議を行っていく予定です。

 私の夢は、格闘技界をもっと盛り上げ、一人でも多くの方に格闘技を楽しんでいただくことです。そのためには、格闘技選手がプロフェッショナルとして活躍できるより良い場を提供することが大切だと考えています。また、私はこれまで、ジム経営を安定化させることで、私のミッションである世界チャンピオンの育成、格闘技選手がトレーニングに集中できる環境の整備をすることができると考えて、K―1ジムの運営を行ってきました。今回の件でK―1ジムの運営からは身を引くことになりましたが、今の自分にできることは何か、決してあきらめずに考えていきたいと思っております。

 最後に、多くの格闘技ファンの皆様をはじめ、ジム会員の皆様、お取引先様、スポンサーの皆様、所属選手及び関係者の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけする結果となったことについて、深くお詫び申し上げます。今後とも、私こと小比類巻貴之に対するご指導ご鞭撻を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 以上

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