武藤敬司、両膝の人工関節手術成功「今後は1日も早くリングに戻れる様にリハビリに励む」

スポーツ報知
武藤敬司

 プロレスラー、武藤敬司(55)が両膝の人工関節を埋め込む手術を行ったことが31日、分かった。所属するW―1が公式ホームページで発表した。武藤は30日に都内の病院で、当初の予定時間を大きく上回る3時間に及ぶ手術で人工関節を埋め込むことに成功した。今後は、2~3週間の予定で入院する。

 武藤は手術を終え「この度、無事に両膝を人工関節にする手術が終わりました。まだ手術を終えたばかりで術後の経過次第ですが、今後は1日も早くリングに戻れる様にリハビリに励む次第です。まだまだ時間はかかると思いますが、“新生・武藤敬司”となり驀進していく所存です」とのコメントを発表した。

 関係者によると、手術は30日の夕方には終わる予定だったが、膝付近に「ネズミ」と呼ばれる削れた骨が予想以上に多数あり、それを取り除く作業に時間を要したため当初の予定を大きく上回る3時間にも及ぶ手術となった。終わったのが午後7時30分過ぎだったという。

 武藤は、長年に渡り両膝のけがに苦しんできた。今回の手術はプロレス人生を続行するための決断。一方で医師からはデビュー間もないころから使ってきた必殺技の「ムーンサルトプレス」の使用はストップがかかっている。手術前のW-1後楽園大会(3月14日)で武藤敬司として最後のムーンサルトを披露していたが、月面水爆は文字通り完全に封印となった。今後は年内いっぱいは完全に休養。来年の復帰を目指し、リハビリに励むことになる。

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