長州力、来年中の引退を宣言…「リングに上がるのが怖い。靴はもう脱ごうと思っている」

スポーツ報知
秋山準にサソリ固めをかける長州力に橋本大地がカット

◆POWER HALL2018(10日、後楽園ホール)観衆1526=超満員札止め

 プロレスラー、長州力(66)が10日、後楽園ホールでの自身がプロデュースした興行「POWER HALL2018」の試合後に来年中の引退を宣言した。長州は「リングに上がるのが怖い。試合するためにトレーニングするのがキツイ」と明かし、現時点で決まっている来年中の試合を行った後に引退する方針を示した。

 長州は1998年1月4日の新日本プロレスの東京ドーム大会で引退したが2000年7月30日、横浜アリーナでの大仁田厚戦で現役を復帰し現在に至っているが「来るとこは来て、もう通り過ぎている今、状態にいるけど、さすがに試合に向けてトレーニングするのはすごいしんどいし。体の古傷は、毎年毎年、辛くなっている。1、2年前から言っているけどリング上がるの怖い。このままやっていたら自分自身に何かが起きるって考えている」とした上で「もう十分です。健康な状態を半分ぐらい残しておかないと…あと何試合か受けているところあるんで、それをこなしたら、もう来年の少しのオファーが残っているんでそれが終われば、靴はもう脱ごうと思っている。本当に怖いし、体も調子良くない」と来年中の引退を宣言した。

 さらに「ボクなんかスタイルがこういうスタイルで良かった。飛んだり跳ねたりじゃなくて。持ち上げるのがすごい辛いんですよね。力がないわけじゃないけど…。よくここまでやれたなってボクなんかはラッキーな方だと思う。致命傷なケガをしたわけじゃないし。別に発表しなくて、自分でもやりたいことあるし、少ない試合をこなして、発表とかじゃなくて、このまま…もういいなっていうのは決まってます。言っておかないとプレッシャーでしんどい」と真意を吐露していた。

 長州は、今大会のメインイベントで大日本プロレスの関本大介(37)、ヨシタツ(40)=フリー=と組み、全日本プロレスの秋山準(48)、大日本プロレスの橋本大地(26)、WRESTLE―1の黒潮“イケメン”二郎(25)と対戦したが、初対決の秋山のランニングニーに敗れた。

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