ケニー・オメガ、後藤との王者対決制し2連勝「私が世界一だから」

スポーツ報知
G1で開幕2連勝を飾ったケニー・オメガ

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」大会(19日、東京・後楽園ホール) ▽G1クライマックス28・Aブロック公式戦30分1本勝負 〇ケニー・オメガ=勝ち点2(分秒 片翼の天使→片エビ固め)後藤洋央紀●=勝ち点0

 IWGPヘビー級王者・ケニー・オメガ(34)がNEVER無差別級王者・後藤洋央紀(39)とのチャンピオン対決を制し、開幕2連勝を飾った。

 いきなり場外での乱闘となった一戦。オメガは客席の転落防止の鉄柵からのケブラータを決めるなど、奇想天外、命知らずな攻撃で後藤のパワーを封殺。

 最後は青い衝動からVトリガー、フィニッシュに片翼の天使と自身の必殺技フルコースの華麗な攻撃で後藤をマットに沈めて見せた。

 試合後、リング上でIWGヘビーのベルトを手にマイクを握ったオメガは流暢な日本語で「なんだかな~。G1のBブロック、いい試合が止まらないですね~。ですが、一番であり、チャンピオンなのは俺。この一番大切なベルトは俺のものです。だからさ~。全部の試合に勝って、決勝まで3回連続で行きたいと思います。私が世界一だからさ」と豪語し、満員の観衆の大きな拍手を浴びた。

 バックステージでも“オメガ節”は全開。今度は英語で「今日の自分がベストコンディションじゃないと言うなら、何がベストなのか教えてくれ。今日のハードな試合をこなせた理由? ベルトより重いものがあるとしたら、それは責任感だよ。俺はもう惑星最高のレスラーなんて枠を超えて、ラリー・バードやマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズと同じ領域にいるんだ」と、自信満々に言い切った。(中村 健吾)

格闘技

×