棚橋弘至、ファレに反則勝ちで「必ず生き残ってやるからな!」

スポーツ報知
反則勝ちを収めたものの大きなダメージで両肩を支えられ引き上げた棚橋弘至

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」大会(20日、東京・後楽園ホール)▽G1クライマックス28・Aブロック公式戦30分1本勝負 〇棚橋弘至=勝ち点4(16分27秒 反則勝ち)バッドラック・ファレ●=勝ち点2

 完全復活を狙う棚橋弘至(41)がバッドラック・ファレ(36)に反則勝ち。辛くも勝ち点2を拾った。

 序盤から体重差で40キロ勝るファレの体格差を生かした攻撃に苦しんだ棚橋。丸太のような腕での横殴りのパンチの連打にフライングボデイープレスと失神寸前まで追い込まれ、場内には「タナ~!」という女性ファンの悲鳴がこだました。

 しかし、棚橋が逆転のスリングブレイドからハイフライフローと畳みかけたところで、ファレの仲間タマ・トンガが乱入。ファレとの激闘で疲弊した棚橋に自らの必殺技・ガンスタンを決め、グロッギー状態に追い込んでしまった。しかし、これにはレッドシューズ海野レフェリーが激怒し、ファレに反則負けを宣告。棚橋の勝利となった。

 試合後、半失神状態で若手に両肩を支えられ、引き上げた棚橋は「2点取ったぞ~! 必ず生き残ってやるからな!」と絶叫。そのまま、バックステージに消えた。(中村 健吾)

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