日大出身・矢野通、“悪質タックル”で初勝利「日大精神を忘れてないんだ」

スポーツ報知
飯伏に“悪質タックル”を見舞う矢野(右)

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」大会 ▽Bブロック公式戦30分1本勝負 〇矢野通=勝ち点2(8分23秒 横入りエビ固め)飯伏幸太●=勝ち点4(21日、東京・後楽園ホール 満員1734人札止め)

 ここまで勝ち点がなかった矢野通(40)が、Bブロックトップを走る飯伏幸太(36)を撃破し、勝ち点2を獲得した。

 試合序盤で、矢野が赤コーナーとニュートラルコーナーのクッションを外す暴挙。興奮した飯伏も負けじと青コーナーのクッションを取り外し、コーナーは全てむき出しの状態となった。

 飯伏はコーナーに振られるもこれをかわし、突進してきた矢野が逆に金具に直撃。しかし赤コーナークッションを巡る攻防では、矢野が飯伏に一撃を見舞った。

 試合終盤、飯伏のローリングソバットをかわした矢野が“得意”の急所攻撃。飯伏が痛がっている間に、日大出身の矢野が背後から“悪質タックル”をかまし、そのままスクールボーイで3カウントを奪った。

 矢野はバックステージで「いやいやいや! 俺は、アマチュアレスリング、及び、日大精神を忘れてないはずだ。忘れてないんだ! 忘れてないんだ!」と叫んだ。(松岡 岳大)

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