内藤哲也、ジュース・ロビンソンに完勝「俺に感謝した方がいいよ」

スポーツ報知
バックステージで熱戦を振り返った内藤哲也

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」大会 ▽Bブロック公式戦30分1本勝負 〇内藤哲也=勝ち点4(16分43秒 デスティーノ→片エビ固め)ジュース・ロビンソン●=勝ち点0(21日、東京・後楽園ホール 満員1734人札止め)

 昨年のG1クライマックス覇者・内藤哲也(36)と、現IWGP US王者、ジュース・ロビンソン(29)との一戦は、内藤が貫禄勝ちをしてみせた。

 内藤が、ジュースの痛めている左手を低空ドロップキックなどで執拗(しつよう)に攻撃。場外戦でも、鉄柵を利用して攻め続けた。

 それでもジュースは投げ技などで応戦。さらに右の拳で内藤を連打すると、内藤は“得意”のツバ吐きで挑発した。

 ジュースも力業・ジャックハマーなどで応戦するが、内藤がキャリアを見せ、投げっぱなしジャーマンや雪崩式フランケンシュタイナーなどで徐々にペースを握り始める。最後は得意技・デスティーノの連発で3カウントを奪った。

 内藤はバックステージで「番狂わせは、なかったね」と余裕の表情。「一番とは言わないよ。でも、このBブロックの中で、楽しみにしていた試合だったんでね。楽しませてもらったよ」と振り返った。「何度も言っているけどジュース・ロビンソンが日本に来たとき隣にいたの俺だから。あの時、さんざん悔しい思いをしただろ。それがバネになって今の活躍があるんじゃないの。彼は俺に感謝した方がいいよ。勝敗に関しては俺が勝っちゃったけどさ。またいつか、俺とやる時があったら楽しみだよ」といつまでも余裕だった。(松岡 岳大)

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