ブラッド・レイガンズ氏「日米ともにレジェンドとして永遠に名を残すレスラーはいない」…マサ斎藤さん告別式

　今月１４日にパーキンソン病のため７５歳で亡くなったプロレスラー、マサ斎藤（本名・斎藤昌典）さんの告別式が２２日、東京都港区の梅窓院でしめやかに営まれた。

　告別式には、坂口征二氏（７６）、長州力（６６）、キラーカン氏（７１）、北沢幹之氏（７６）、前田日明氏（５９）、蝶野正洋（５４）、佐々木健介（５１）と北斗晶（５１）夫妻、小島聡（４７）、西村修氏（４６）らが参列した。司会をフリーアナウンサーの徳光和夫さん（７７）が務めた。

　告別式には、米国マットでマサさんと最も親しかったブラッド・レイガンズ氏（６４）から弔文が届けられ、徳光アナが代読した。

　以下、レイガンズ氏の弔文

　マサ、思い出は長く黄金のように光り輝いている。

　ボクはしばしば一人静かに思い出に浸る。

　ボクたちはよく一緒に働き、よく遊んだ。

　カート・ヘニング、リック・フレアー、ナスティーボーイズ、ヘルレイザース、スコット・ノートン、ドン・フライ、ブロック・レスナー、エリック・ビショフ、サニー…楽しい仲間は数え切れない。

　マサ、あなたは、日本人のみならず多くのアメリカンレスラーとファンにリスペクトされている。

　すべてのリングにトップのヒールとしてプロフェッショナルの誇りと強さを持って臨み、気さくで温和な人格は今でも多くの支持を得ている。日米ともにレジェンドとして永遠に名を残すレスラーはそうはいないだろう。

　よく夢を見る。目覚めてから思う。夢なのか現実なのか。今、マサは次元をまたぎ生と死の秘密を知った。ボクにもその日が来るときまで、マサのスピリットがいつも一緒にいてくれていると信じている。

　さらば、Ｍｙ　Ｄｅａｒ　ｂｒｏｔｈｅｒ　ブラッド・レイガンズ

　マサさんの出棺時は、追悼のテンカウントゴングが捧げられ、徳光アナが「マサ斎藤！」とラストコール。入場テーマ曲「ザ・ファイト」が流れるなか、坂口氏、前田氏、カン氏、北沢氏、長州、武藤、蝶野、佐々木、西村といったかつて新日本プロレスに所属したレジェンドらが棺を運びマサさんを見送っていた。