初代タイガーマスクの佐山サトル、故・マサ斎藤さんとNYで試合していた秘話告白

スポーツ報知
トークイベントを行った田崎健太氏(左)と佐山サトル

 初代タイガーマスクの佐山サトル(60)が27日、東京・神保町の書泉グランデでトーク&サイン会を行った。

 今回のイベントは26日に発売された佐山の半生を描いたノンフィクション「真説・佐山サトル タイガーマスクと呼ばれた男」(田崎健太著。集英社インターナショナル刊)の出版を記念し、田崎氏が同席し行われた。

 イベント前の会見で今月14日にパーキンソン病で亡くなったマサ斎藤さん(享年75)の思い出を明かした。佐山は、マサさんがリング復帰した2016年12月2日に大阪市立城東区民センターで行われた「ストロングスタイル・ヒストリー」に参加した。

 同イベントは、元新日本プロレス取締役の上井文彦氏(64)がプロデュースした。佐山はこの時にマサさんと再会したが「ニューヨークに行った時にすごくお世話になった方。大変、申し訳なかったんですが上井さんの興行でマサ斎藤さんが車イスに乗られていて、ボク意識ないと思っていたんです。でも、あの病気は意識はすごくあるんですね。だけど、その時は“あっマサ斎藤さんだ、でも意識ないんだろうな”って思ってしまって、無視してしまったんです。そしたら誰かに“しっかりされていますよ”って言われて、慌てて近寄っていて“斎藤さん、すみませんでした”って言ったのが最後の会話で…それは、申し訳ないなと思っています」と振り返った。

 世話になったというニューヨークは、タイガーマスク時代で「マジソンスクエアガーデンで長州(力)さんとマサさんと行って、マサさんと試合もやりました。それは言っちゃいけなかったんですけど」との秘話も明かし「本当に素敵な人でした」と先輩レスラーを偲んでいた。

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