本間朋晃の復帰２戦目に武道館熱狂！涙で宣言「来年のＧ１に出ます」

◆新日本プロレス「Ｇ１クライマックス２８」大会（１１日、東京・日本武道館、観衆１万２０２３人札止め）　▽６人タッグマッチ２０分１本勝負　〇真壁刀義、棚橋弘至、本間朋晃（９分００秒　キングコング・ニードロップ→片エビ固め）オカダ・カズチカ、ＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ、外道●

　中心性頸髄（けいずい）損傷の重傷から復帰した本間朋晃（４１）が６月２３日の山形大会での復帰戦以来のリングに登場した。

　昨年３月の沖縄大会で首を負傷。邪道のグリーンキラー（ハングマンＤＤＴ）を受けたダメージで一時は体が１ミリも動かない四肢まひ状態になった。しかし、不屈のリハビリで回復。この日の復帰２戦目を迎えた。

　真っ黒に日焼けし、ビルドアップされた体で盟友・真壁刀義（４５）、棚橋弘至（４１）と組んでの６人タッグに臨んだ、その姿にファンも熱狂。「こけし」コールに包まれ、自身の必殺技「こけし（ダイビングヘッドバット）」を対戦相手のオカダ・カズチカ、ＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ、外道に次々と決めてみせた。

　最後は本間の「こけし」でグロッギー状態になった外道に、その復帰を待ち続けた真壁がキングコングニードロップを炸裂させて３カウント。本間はリング上で棚橋と真壁に腕を天高く掲げられると、大粒の涙を流して号泣した。

　バックステージで本間は「日本中、いや世界中探しても俺ほど幸せなレスラーはいないと思います。復帰２戦目で、またリング上で泣かされると思いませんでした」と号泣。「本来は、このこけしが皆さんに幸せを運ぶはずなんですけど、今日は棚橋さん、真壁さん、相手のオカダたちからも、たくさんの幸せをもらいました」と続けた。

　「このまま納得するわけには行きません。もっともっと成長して、同級生の棚橋さんに追いつきたい。来年のＧ１に出ます！　４１歳とは思えない驚異的なスピードで成長しますんで待っていて下さい」。真っ黒に日焼けした顔で来年の「Ｇ１グランプリ」出場を宣言していた。（中村　健吾）