レイ・ミステリオJr.がオカダ・カズチカとの対戦熱望「シングルで戦ってみたい」

スポーツ報知
新日本プロレスを盛り上げたレイ・ミステリオJr.

◆新日本プロレス「G1クライマックス28」最終戦 ▽6人タッグマッチ 〇レイ・ミステリオJr.、KUSHIDA、プロレスラー戦国炎舞(12分27秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め)オカダ・カズチカ、SHO、YOH●(12日、東京・日本武道館=1万2112人札止め)

 元WWE世界ヘビー級王者の“レジェンドスーパースター”レイ・ミステリオJr.が、再び新日本プロレスマットで世界標準の試合を見せた。

 ミステリオは6月9日の大阪城ホール大会に続き2回目の登場。今回は、KUSHIDA、スマホゲーム「戦国炎舞」とのコラボ企画から誕生した「プロレスラー戦国炎舞」とトリオを組み、“レインメーカー”オカダ・カズチカ、ROPPONGI3K(SHO&YOH)組と対戦した。

 試合開始前にオカダから見下ろされたミステリオは、ゴングが鳴ると躍動。オカダを素早い動きで翻弄し、得意技「619」を決めようとしたが、これはかわされてしまった。

 このオカダの行動に、客席からは大ブーイング。

 その後は、打撃や飛び技などバリエーション豊富な攻撃で試合を有利に進めたミステリオ。中盤にはROPPONGI3Kにまとめて「619」をたたき込もうとしたが、これもオカダにドロップキックで阻止されてしまった。再び会場は大ブーイングに。

 すると戦国炎舞が、どこかで見たことのあるヒップアタックで、オカダを場外へ。リングに入ってきたSHOに、今度はKUSHIDAが倒立式のキックをたたき込み、場外へと追いやった。

 すかさず、戦国炎舞とKUSHIDAは場外の2人へ同時にノータッチ・トペ・コンヒーロを敢行。

 リング上ではミステリオが、YOHにこの試合3回目の挑戦で「619」を決めると会場は大盛り上がり。最後は、フラフラの状態で起きあがってきたYOHにスワンダイブ式のダイビングボディプレスをたたき込み3カウントを奪った。

 試合後のバックステージに、満足そうに現れたミステリオは「新日本プロレスという団体の一員として今日戦えたことを光栄に思います。世界中様々なところで戦ってきたけど、日本は本当にレベルの高いプロモーションだと思う。特に新日本のこの雰囲気は最高です。リスペクトしかありません」と新日マットを称賛し、「こうやって戻ってくることができました。恩返しするとすれば、今日のようなパフォーマンスを見せ続けることだと思います」と続けた。

 さらに「今日は最高のタッグパートナーを得て、トリオで戦うことができました。対戦相手も最高の3人でした。その中でも、オカダとは、いつかシングルマッチで戦いたいと思いました。ありがとうございました」と声を弾ませた。(松岡 岳大)

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