新日、長期欠場中の高橋ヒロムのベルト返上と王座決定トーナメント開催を発表

スポーツ報知
高橋ヒロム

 新日本プロレスは20日、東京・目黒の本社で会見を開き、次期シリーズ「Road to DESTRUCTION」(9・5名古屋国際会議場開幕)の対戦カードと、首の負傷で長期欠場しているIWGPジュニア王者・高橋ヒロム(28)の王座返上と、それに伴うIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントの開催を発表した。

 7月7日の米サンフランシスコ大会でのIWGPジュニアヘビー級選手権で挑戦者・ドラゴン・リーの投げっ放しドラゴンドライバーを受けた際、首を負傷。その後、長期欠場が続いている高橋。

 この日の会見では、冒頭、VTR映像が流され、高橋からの手紙が紹介された。「みんなにおれの試合を見せられなくて、とても悔しい。ごめんなさい、おれはまだ試合できないんだ。復帰するその時までこの顔面、ボディーも見せたくないんだ。ベルトさんにしゃべってもらおう」と書かれており、その後の映像では“ベルト”が高橋に代わって状況を説明した。

 今回、王座返上に踏み切った理由について、会見に出席した菅林直樹会長(54)は「防衛期限が半年。現状ではそれ以上かかりそうなので返上してもらった」と説明した。

 9・23神戸大会でKUSHIDA(35)対BUSHI戦、9・30ロサンゼルス大会でウィル・オスプレイ(25)対マーティ・スカル(30)戦が組まれ、10・8両国大会で、勝ち上がった選手による決勝戦が行われる。

 この4名の選出理由について、菅林会長は「直近の王者だったので、トーナメントの資格があると判断した」と説明した。(松岡 岳大)

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