大仁田厚、7度目の復帰戦は電流爆破&有刺鉄線地雷ボードデスマッチに決定…10・28A―TEAM鶴見青果市場大会

スポーツ報知
復帰戦でタッグを組むカシン(左)と大仁田

 プロレスリングA―TEAMの10・28神奈川・鶴見青果市場大会で7度目の現役復帰戦を行うプロレスラーの大仁田厚(60)の試合形式が3日までに決定した。

 9月28日に世界初のボランティアレスラーとして7度目の復帰戦を発表した大仁田。対戦カードは、ケンドー・カシン、HASEGAWAとトリオを結成し、キム・ドク、橋本友彦、雷電との6人タッグと発表されていたが、試合形式がストリートファイト・エニウェアフォール電流爆破バット&有刺鉄線地雷ボードデスマッチ時間無制限1本勝負に決定した。1年ぶりの復帰戦は、自らの代名詞となる「電流爆破マッチ」となった。

 大仁田は昨年10月31日に後楽園ホールで6年ぶり7度目の引退試合を行っていた。今回の復帰は、今年7月の岡山県での豪雨に被災した少年から8月にプロレスリングA―TEAMの事務所に「鶴見で大仁田選手の試合が見たいです」と手紙が届き、長谷川GMと町田達哉広報が8月31日と9月1日に佐賀県神埼市に住む大仁田氏を訪問し復帰を直談判。「批判はすべて復帰を懇願したボクに責任。鶴見にコスチュームを用意して下さい」など懇願していた。

 返答を28日まで保留していた大仁田氏は長谷川GMと町田広報に「感謝しています」と明かし、「条件があります。側面からプロレス界を応援したいという心意気だけはあります。ただ、あくまでプロレスラーと名乗ることは二度とないと思います。プロレスラーとしてリングに上がることはない。だけどプロレス大好きですから、日本人初のボランティアレスラーとしてリングに復帰したい」とA―TEAMの10・28神奈川・鶴見青果市場大会への出場を決意した。ボランティアレスラーとプロレスラーの違いを「ギャラをもらわないこと」とし今後はノーギャラでリングに上がることも宣言した。

 こうした経緯から今回の試合も「復帰戦」ではなく「ボランティアレスラーデビュー戦」と銘打ち行われることになった。ただ、引退と復帰を繰り返している大仁田にとって「復帰戦」だろうが「デビュー戦」だろうが、もはやどうでもよく好き勝手にやってくれという世界でもある。

【鶴見青果市場大会の全対戦カードは以下の通り】

 ▼第7試合(ストリートファイト・エニウェアフォール電流爆破バット&有刺鉄線地雷ボードデスマッチ!スペシャル6人タッグマッチ時間無制限1本勝負)

 大仁田厚、ケンドー・カシン、HASEGAWA vs キム・ドク、橋本友彦、雷電

 ▼第6試合(高森啓吾引退記念試合~Ultimate JUDOルール~5分2ラウンドマッチ)

 高森啓吾vs淺井清照

 ▼第5試合(45分1本勝負)

 ランディ・プレヤーvs江野沢USA和樹

 ▼第4試合(タッグマッチ30分1本勝負)

 下田大作、櫻井匠vs<雷狼>雷電、定アキラ

 ▼第3試合(タッグマッチ30分1本勝負)

 橋本友彦、守部宣孝vs池田大輔、HASEGAWA

 ▼第2試合(30分1本勝負)

 黒田哲広vs佐野直

 ▼第1試合(タッグマッチ30分1本勝負)

 美月凛音、藤原ライオンvs奥田啓介、榎本陽介

格闘技

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