藤波辰爾、30年ぶりのエル・カネックとの対戦に「前の記憶が甦った」…ドラディション後楽園大会

スポーツ報知
藤波辰爾(前方右)の手を挙げるエル・カネック(後方は左が丸藤正道、同右が越中詩郎)

ドラディション「THE REVENGE TOUR」(19日、後楽園ホール)

 プロレス界のレジェンド、藤波辰爾(64)が主宰する「ドラディション」の「THE REVENGE TOUR」が19日、後楽園ホールで行われ、メインで越中詩郎(60)、丸藤正道(39)とトリオを結成した藤波は、元UWA世界ヘビー級王者のエル・カネック、藤原喜明(69)、KAZMA SAKAMOTO(36)と対戦。30年ぶりにカネックと対戦した藤波がSAKAMOTOを逆さ押さえ込みで破り、再会マッチを勝利で飾った。

 試合後、藤波は「長い年月をお互いに感じているでしょうけど。ファンのみなさんと一緒にボクの思い出の選手と懐かしい大会に付き合ってもらって本当に感謝ですよ」とカネックに感謝を捧げた。

 30年ぶりの対戦となったが「組んだら何となく前の記憶が甦りますよ。お互いに飛び技が出せずじまいになりましたけど、でも、隙あれれば飛んでみようかなってどっかによぎった」と振り返った。

 試合後はカネックと2人で写真撮影を行い「こんなツーショトはありえなかったですけどね。感謝です。見てこの体」とビルドアップされたカネックの肉体を絶賛。昨年は、ビッグバン・ベイダーさん(故人)とミル・マスカラス、今年はボブ・バックランドを招聘したドラディション。来年も「まだ、こういうメモリーをもう1回呼び起こして、自分の気持ちを乗っけてもうひと頑張りしたい。まだまだ世界にはいろんなレジェンドがいるんで、それをじょじょに日本に紹介したいと思います」と海外のレジェンドとの対戦に意欲を見せていた。

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