【K―1】ゲーオ、左足から流血も王座奪回…Sライト級トーナメント制し「とてもうれしい」
スポーツ報知
◆K―1 WORLD GP 2018 JAPAN~ 第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~ ▽決勝 ○ゲーオ・ウィラサクレック(判定3―0)佐々木大蔵●(3日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)
新生K―1の4周年記念となった大会で、ゲーオ・ウィラサクレック(34)=タイ=が、第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメントを制した。
ゲーオは1回戦で大和哲也(30)=大和ジム=に1回1分32秒でKO勝利すると、準決勝では2014年11月の初代スーパー・ライト級王座決定トーナメント決勝の相手・左右田泰臣(そうだ、30)=K―1ジム三軒茶屋シルバーウルフ=を延長判定勝利で返り討ちにした。
左右田戦で、左すねに負傷を負ってしまったゲーオだったが、佐々木大蔵(27)=ジム K―1 GYM SAGAMI―ONO KREST=との決勝では、ベテランらしい“勝つための試合運び”を展開し30―29、30―29、29―28の判定3―0で勝利した。
インタビュースペースに姿を現したゲーオは「トーナメント3回目でまた優勝が出来てとてもうれしい。1試合目を早めのKOで勝利してしまったので、2試合目の延長戦はちょっと疲れました」と充実した表情を見せた。
トーナメントを振り返り「全員が優勝するための練習をしてきたんだなと感じました」とゲーオ。「今後はいつものようにしっかり練習して、自分の手元にベルトを置き続けられるようにしたいです」と抱負を述べた。
左足のけがに関しては「もともと左すねの皮が薄くて、よく血を出していました。今回も左右田さんの肘が当たって切れてしまったみたいです」と気にも留めていない様子だった。(松岡 岳大)