山本アーセン、「死んだとは思ってない…」 山本KID徳郁さん「お別れ会」

スポーツ報知
山本KID徳郁さんのお別れ会に参列した山本アーセン

 9月18日に41歳の若さで亡くなった元レスリング選手で格闘家の山本KID徳郁さんの「お別れ会」が4日、東京・青山葬儀所で営まれ格闘家の堀口恭司(28)、宇野薫(43)、ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(38)ら戦友が別れを惜しんだ。

 堀口恭司、「すごい心の広い人。(祭壇には)今までありがとうございました。これからも見守っていて下さいって言おうと思ってます」

 甥の山本アーセン、「死んだとは思ってない。ただ体がなくなっただけで魂は絶対ここにあると思うし、だからその分、ノリに怒られないように練習を2倍頑張ってチャンピオンになってやろうと思う。あの人は本当に最後まで戦ってた、毎日頑張ってたし、横で見ててカッケーなってかんじ。やっぱり俺の師匠はカッケーなって感じ。全てが最高の思い出」

 内山高志、「昔から憧れてたし、一番好きなファイターでした。(訃報を聞いたときは)びっくりしました。ショックです。こんだけ元気で強かった人がこういうふうになってしまうのが寂しいです」

 宇野薫、「ありがとう。その言葉しかないです。彼が続けられなかったっていうことで、僕はもうちょっと、彼の分ってわけではないですけど、まだやらせて頂けるので。現役でもうちょっと彼の気持ちの分も続けていきたい。挑戦してきたいと思ってます」

 須藤元気、「残念。一緒に戦ってきた仲間ですし。僕も負けてますし、病気には勝って欲しかったんですけど残念です。お別れ会で、格闘技の仲間がこんなに集まるんだって、引退して11年ですけど初めてで、KIDさん好かれてたなって思います。大みそか、入場するときに踊ってたんですけど、先に入場してリングの上で一緒に踊ってくれた。今まで一緒に踊ってくれた人いないのですごくいい思い出です。KIDさんのおかげでいい格闘技人生を送れたので感謝してます。ありがとう」

 武蔵、「本当に逝っちゃったんだな。今日までは馬込のジムに行ったらいるんじゃないかなって、正直信じきれてない自分がいた。いろんな選手と戦ってきましたけど、向かい合ってオーラがあって、ギラギラしてて、怖いなって感じたのは、全然小さいけどKIDが初めて。会えないのが寂しい」

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