アスカが日本人初のWWE女子スマックダウン王座奪取…ラウジーはロウ王座防衛

スポーツ報知
WWEスマックダウン女子王座を奪取したアスカ(C)2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 WWEのPPV大会「TLC」が16日(日本時間17日)、米カリフォルニア州サンノゼのSAPセンターで開催され、日本人スーパースターのアスカ(37)が日本人初のWWE女子スマックダウン王座を奪取した。

 テーブル、ラダー、チェアを使用して頭上に吊り下げられたベルトを奪い合うTLC戦は、女子初のトリプルスレット形式として、王者ベッキー・リンチ、元王者シャーロット・フレアー、アスカの3人で争われた。

 アスカは序盤からドロップキックやヒップアタックで先制すると、ベッキーをラダーに叩き付け、さらにシャーロットをパワーボムでテーブル葬にして試合を優勢に進めた。しかし、今度はベッキーが椅子攻撃で反撃してアスカとシャーロットを解説席に寝かせると、ラダートップからダイビングエルボーを繰り出してシャーロットにダメージを与えた。この攻撃で逆に火が付いたシャーロットが竹刀を持ち出して2人を滅多打ちすると、スピアーでアスカをバリケードごと破壊し、ベッキーにはコーナートップから場外へのトペ・コンヒーロでテーブル葬にした。意地がぶつかり合う白熱の攻防を繰り広げる3者だったが、終盤に突然ロウ女子王者のロンダ・ラウジーが現れてベッキーとシャーロットが乗ったラダーを倒して2人を場外に落とすと、1人残ったアスカがラダーを駆け上って吊り下げられたベルト奪取。アスカは日本人初となる悲願の女子スマックダウン王座を獲得した。

 同大会では、WWEロウ女子王者のロンダ・ラウジーが“フェイスブレイカー”ナイア・ジャックスに飛び付きアームバーで激勝し王座を防衛した。10月のバトルロイヤル戦で優勝し、王座返り咲きを狙うナイアに対して、ロンダは華麗に攻撃をかわして序盤からアームバーを狙ったが、パワーに勝るナイアはそのまま持ち上げてパワーボムを炸裂。さらにエルボードロップやヘッドバットを食らって苦戦を強いられるロンダだったが、チョークやアームバーの関節技を狙うと、コーナートップから場外へのクロスボディを決めて反撃。ロンダが自身の身体を叩いて気合を入れ直し、さらにセコンドのタミーナの介入を阻止すると、最後は“フェイスブレイカー”のナイアが振り上げた拳を取ると、そのまま飛び付いて必殺のアームバーを決めて王座防衛を果たした。

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