7度目現役復帰の大仁田厚が両膝手術で長期休養へ

スポーツ報知
歩行困難で車いす姿になった大仁田厚

 昨年10月に1年ぶり7度目のプロレス復帰を果たした元参院議員の大仁田厚(61)が、両膝の手術を行うことが17日、分かった。

 大仁田は最初の現役時代の1983年4月20日、全日本プロレスの東京体育館大会で、へクター・ゲレロを退けて、NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を防衛した直後のアクシデントで、左膝蓋骨を粉砕骨折し、85年1月に最初の引退を余儀なくされた。

 88年12月にカムバックし、89年10月にFMWを旗揚げ。有刺鉄線や電流爆破のデスマッチで、“涙のカリスマ”と呼ばれた。その後、引退と復帰を繰り返したが、古傷である左膝は完治しないまま。左膝をかばって、右膝も悪化した。昨年10月28日に、7度目の復帰を果たし、3試合をこなしたが、両膝の痛みがひどくなり、歩行が困難に。現在、外出する際は車いすという。

 16日に佐賀県内の病院で検査を受けた大仁田は、担当医から「このままいけば、プロレスどころか日常生活にも支障が出て、歩けなくなって、車イスの生活になります。手術が必要です」と非情な宣告を受けたという。

 大仁田は2月11日のスターダム★アイドルズ(東京・新木場1stRING)、同19日の「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」(東京・両国国技館)への参戦が決まっている。

 大仁田は「師匠・馬場さんの追善興行はもちろんだけど、まずはスターダム★アイドルズの興行には、どんなに膝が痛くても痛み止めを使って、這ってでも出ます。2・11新木場は、GMでエースの中野たむ選手が、舞台出演のため、欠場することになったから、なんとしてもオレが出なきゃいけない。今回はハードコアとアイドルを融合させた興行になる。どういう化学反応が起こるか楽しみ。試合形式はストリートファイトバンクハウスデスマッチを考えている」と強行出場を宣言した。

 さらに「両国大会が終わったら、両ヒザの手術を受けるつもりです。どういう手術になるか、まだ決まってないけど、人工関節を入れることも選択肢のひとつ。だから、2・11新木場、2・19両国の後は長期欠場になってしまうだろうね」とコメントしている。

格闘技

×