プロレスラー・篠瀬三十七が脳腫瘍で引退

スポーツ報知
ASUKA代表の篠瀬三十七

 3月18日に後楽園ホールで開催される「ASUKA PROJECT旗揚げ5周年記念興行」で、自身の引退と団体解散を発表していた同団体代表の篠瀬三十七(43)が、脳腫瘍を患っていることが22日分かった。

 篠瀬は昨年11月、東京・新宿FACEでの「篠瀬三十七興行」で、3月での引退と団体解散をアナウンス。その大きな理由が病気のためであることを明らかにした。

 篠瀬は約8年前に脳腫瘍が発覚していたが、幸いにも良性で、1年に1回受けている定期検査でも問題がなかったため、プロレス活動を続けていた。ところが昨年9月、東京・北千住シアター1010大会の後にめまい、物忘れなど一時的な記憶障害などの体調の異変を訴え、病院で検査。腫瘍が大きくなっていることが判明し、担当医からプロレスの試合による頭部へのダメージが原因と指摘された。

 その後、症状は落ち着いてきたが、今の状態でプロレスラーを続けていくことは生命の危険もあると判断し、苦渋の決断として引退を選択。篠瀬は「良性ですから、手術をして腫瘍を除去する選択肢もあります。ただ、手術からリハビリを経て復帰するまで1年くらいかかると思います。その間、ほかの仕事もできません。私には妻子がありますし、家族の生活もあります。1年間、若手の仲川、瀧澤(晃頼)、佐山(駿介)たちに団体を任せても、なかなか回らないと思います。若手はASUKAから卒業させて、チャンスととらえて、羽ばたいていってほしい。だから団体は解散しようと決断しました」とコメントした。

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