花道で襲撃受けた内藤哲也、タイチ下し傷だらけの勝利!IWGPインターコンチ初防衛…新日・雪の札幌決戦全成績

スポーツ報知
内藤哲也

◆新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in SAPPORO~雪の札幌2連戦~」大会(3日、北海道立総合体育センター北海きたえーる、観衆6089人満員)

 メインイベントのIWGPインターコンチネンタル選手権で内藤哲也(36)が挑戦者のタイチ(38)を下し、初防衛を果たした。

 入場時の花道で21日に引退する飯塚高史(52)に後方から脚立で頭部を殴打され倒れた内藤。立ち上がりかけたところでタイチに花道でブラックメフィストを食らい、完全に失神。若手に背負われ、退場した。

 その後、ドクターチェックを受け再入場した内藤。本人の意志でゴングを要求し、試合開始。左肩が上がらない状態でイス攻撃を受けるなど、満身創痍(そうい)に。タイチのデンジャラス・バックドロップなどで追い込まれる場面もあったが、最後は必殺のデスティーノで3カウントを奪った。

 セミファイナルのIWGPタッグ選手権では、SANADA(30)、EVIL組が鈴木みのる(50)、ザック・セイバーJr.(31)を下し、初防衛。IWGPジュニアタッグ選手権でも鷹木信悟(36)、BUSHI(35)組が金丸義信(42)、エル・デスペラード組を下し、初防衛。内藤率いるユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」のメンバーが保持するタイトルを全て守り抜いた。

 試合終了後、リング上でマイクを握った内藤は「札幌の皆さん、我々、ロス・インゴの三大タイトル戦、楽しんでいただけましたか。俺はこのインターコンチのベルトを持ちながら、IWGPヘビー級王座も狙っていきたいと思います。その偉業が達成できる日を楽しみにしていて下さい。その日までトランキーロ。あっせんなよ!」と、史上初の二大タイトル同時戴冠を目指すことを宣言した。

 ◆全試合結果

 ▽15分1本勝負

 〇トーア・ヘナーレ(7分07秒 TOAボトム→片エビ固め)辻陽太●

 ▽タッグマッチ20分1本勝負

 〇タイガーマスク、中西学(9分31秒 雪崩式ダブルアームスープレックス→体固め)海野翔太、吉田綾斗●

 ▽タッグマッチ20分1本勝負

 〇天山広吉、成田蓮(9分47秒 反則)TAKAみちのく、飯塚高史●

 ▽8人タッグマッチ30分1本勝負

 〇矢野通、真壁刀義、本間朋晃、田口隆祐(14分15秒 横入り式エビ固め)タマ・トンガ、高橋裕二郎、石森太二、タンガ・ロア●

 ▽6人タッグマッチ30分1本勝負

 〇ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ(17分57秒 YTO)棚橋弘至、オカダ・カズチカ、YOSHI―HASHI●

 ▽IWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本勝負

 〇鷹木信悟、BUSHI(18分04秒 リベリオン→片エビ固め)エル・デスペラード、金丸義信●

 ※鷹木、BUSHI組が初防衛

 ▽IWGPタッグ選手権試合60分1本勝負

 〇SANADA、EVIL(16分52秒 ラウンディングボディプレス→片エビ固め)ザック・セイバーJr.、鈴木みのる●

 ※SANADA、EVIL組が初防衛

 ▽IWGPインターコンチネンタル選手権試合60分1本勝負

 〇内藤哲也(21分31秒 デスティーノ→片エビ固め)タイチ●

 ※内藤が初防衛

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