両膝手術前の大仁田厚が女子プロリングで2試合強行…電流爆破の“無許可”乱発に苦言も

スポーツ報知
「スターダム★アイドルズ―3rd―」に出場した大仁田厚(右)

 昨年10月に1年ぶり7度目のプロレス復帰を果たした元参院議員の大仁田厚(61)が11日、東京・新木場1stRINGで開催された女子プロレス団体「スターダム★アイドルズ―3rd―」で、第1試合のロイヤルランブルと第4試合のメインイベントの2試合に出場した。

 メインでは橋本友彦、保坂秀樹、寧々∞D.a.iと組んで、タイガー戸口(71)、怨霊、ハンター五条、定アキラ組と、ストリートファイトバンクハウス有刺鉄線ボード8人タッグデスマッチで激突。大仁田は怨霊に机上パイルドライバーを決めるなど奮闘し、最後はパートナーの寧々が怨霊を丸め込んで勝利を飾った(11分17秒、首固め)。

 大仁田は19日に東京・両国国技館で行われる「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」では、ケンドー・カシン、鈴木秀樹、保坂秀樹と組んで、グレート小鹿、長井満也、石川修司、佐藤光留とストリートファイト・トルネードバンクハウス8人タッグデスマッチを行い、22日に佐賀県内の病院で両膝に人工関節を入れる手術を行う。試合後、ファンに「両国が終わったら膝を手術します。ブランクを経て45周年になります。戻ってこられたら、ここにいるみんなは(ここに)帰ってきてください!」と絶叫した。

 今回の手術は、現役生活を続けるために受けるが、復帰の時期は見通しが立っていない。このため、GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング)の米ニューヨーク大会(現地時間4月5日)への参戦は中止となり、サイン会と撮影会に変更された。

 また、大仁田は17年10月の7度目の引退後に各団体で乱発される電流爆破デスマッチに苦言を呈した。「プロレス界発展のため、電流爆破をやるのはいいが、もっと大事にしてほしい。『プロレス大賞』のベストバウトも取った大事なコンテンツ。無許可で乱発されると希少価値がなくなる。使いたかったら、筋を通して、ご一報願いたい」とコメント。1月8日付で、特許庁に「電流爆破」の商標登録を出願したという。

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